忙しくて暫く更新できていませんでしたが、今月購入したdtab Compact(d-02H)のレビューを行いたいと思います。
目次
- 購入にあたって
- 外観・スピーカーの音質
- スペック
- 使用感について(標準状態で)
- "M2化"について
- M2化によって得られたもの
- その他(便利機能など)
- 総評
1. 購入にあたって
そんなものをなぜ買ってきたのか。それは「今まで使ってたd-01Gの遅さに耐えられなくなった」ことと「型落ちになって値下がりした」からです。
購入はAmazonに出店している店から行い、価格は13000円ほどでした。
dtab Compact d-02H docomo
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2. 外観・スピーカーの音質
ご覧の通り、今となっては黒縁が目立つかなという感じです。(後継機のd-01Jではここが狭くなり、画面サイズが大きくなっています)
また、8インチなので片手で掴むのは無理です。
背面はこのようになっています。
質感はまずまずといったところです。
まあ、どうせケース付けるのですが()
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カメラにはタブレットでは珍しくLEDフラッシュがついています。
もっとも、カメラ自体の画質はショボいです。
microSDカードとMicroSIMカードのスロットはこのような蓋がついています。
SIMは刺していないのでわからないですが、microSDはスロットが奥まっているためプラスチックカードのようなもので押し込まないと刺しにくいです。
USBポートはコストダウンのためか上面にあります。
そして当機種のアピールポイントであるスピーカーは上下に(横持ち時に左右にくるように)配置されています。
このスピーカーの音質ですが、低域は期待できないものの、タブレットとしては中々良いのではないでしょうか。
SWSは不自然な音になるので切りましたが、それでもそこそこ広がりが感じられる音です。
パネルも比較的綺麗なので、動画再生機としても使えます。(音ゲーはスペック的な問題と謎の遅延があるので諦めましょう)
3. スペック
Huaweiのこのシリーズでは一世代前ですが、基本スペックとしては現在の最新スマホ(2017年夏モデルのハイエンド機)と比較して三世代前ぐらいのスペックとなっています。
ベンチマークのスコアなどからも、2013年冬~2014年夏のハイエンドと同程度と思ってよいでしょう。
聞きなれないSoCですが、Cortex-A53オクタコア(@2.0GHz×4 + @1.5GHz×4)とMali-T628 MP4の構成なので、アプリとの互換性も基本的に問題ないです。
その他は「WUXGA(1920×1200)の8インチ液晶」「2GBのメモリ」「16GBのeMMCストレージ」と、まずまず及第点といったところでしょうか。(ストレージの少なさは後述する「デフォルトの保存場所」機能で何とかなります)
AnTuTuベンチマークではこのような結果となりました。(後述する"M2化"後ですが)
4. 使用感について(標準状態で)
また、HuaweiのEMUIとAndroid標準(AOSP)のようなUIが混じっており、ベース機種からも一部機能が削られています。
しかし、スマホでもSnapdragon 800(MSM8974)搭載の2013年冬モデルからほぼほぼマトモに使えるようになったように、当機種も基本動作はそこそこ大丈夫です。
ですが、最近のハイエンドスマホに慣れていると、必ずしも快適とは言えないでしょう。
ちなみに以前使っていたdtab d-01Gと比べると雲泥の差です。
後述する「デフォルトの保存場所」機能はこの状態でも使えます。
5. "M2化"について
こちらはドコモの機種ではないので当然ドコモ関連アプリがなく、UIも全てEMUIとなっています。
また、Android 6.0へのメジャーアップデートが提供されています。
そこで今回、当機種にこちらのROMを焼く、いわゆる「M2化」を行いました。
※この作業に関しては、当然ながら自己責任でお願いします。
今回この作業を行うにあたり、直リンクは避けますが、「d-02h m2化」で検索して一番上に出てくるサイト様、並び2ちゃんねるの当機種のスレッドを参考にさせて頂きました。
詳細はこれらのサイト様を見ていただくとして、今回行った流れを簡単にまとめると
- PCへのAndroid SDK(Android Studio)の導入
- dtabのブートローダーアンロック
- カスタムリカバリ(TWRP)の導入
- M2-802LのAndroid 5.1 ROMの導入
- M2-802LのAndroid 6.0 ROMの導入
- 最新のマイナーアップデート(B209)への更新
私の用途ではAndroid 6.0でのROOT権限取得は必要ないので行っておりません。
全て無事成功すれば、このような画面を拝めるでしょう。
6. M2化によって得られたもの
やはりOSはなるべく新しいものの方が、パフォーマンスの最適化やアプリの対応状況等を考えても良いでしょう。
体感速度はほんの少し良くなったかなといった印象で、GreenifyのAggressive Dozeが使えるようになったことなどもあり、待機時の電力消費も抑えられてると感じます。
また、dtab状態では削られていた機能(デュアル画面、端末管理など)が使えるようになりったり、UIの統一感が増したことでより便利に使えるようになります。
もちろんドコモ関連アプリもきれいさっぱりいなくなります。
ちなみに、M2化後でも「Video & TV SideView」で録画番組の視聴やおでかけ転送は使えました。
7. その他(便利機能など)
これはAndroid 6.0以降のSDカードの内部ストレージ化とはまた違った機能で、Android 4.4のd-01Gの時からあります。
これの何が便利でHuaweiのタブレットを選んでいるかというと、Kindle本をSDカードに移せるからです。
Android 6.0のSDカードの内部ストレージ化は対応している機種が非常に少なく、アプリによっても使えなかったりするようです。
また、SDカードにKindle本を保存できるようになったFireタブレットシリーズは性能が悪く、Playストアが使えない点がよろしくありません。
そのため、Kindle本を約550冊、それ以外のストアや自炊も含めると約750冊の本を常に入れておきたい私にとって、この機能は無くてはならないものです。
この機能では、「アプリ」のデータは本体ストレージ(Androidの機能としてSDカードに移動可能なものは移動可能)、「データ」のデータはSDカードに保存されるようです。
また、M2化後はAndroid 6.0でありながら、独自機能としてデュアル画面が使えます。対応アプリは少ないですが、8インチの画面を活かせると思います。
8. 総評
スペックも格安読書用端末としては十分でしょう。
しかしゲームなどのパフォーマンスは期待してはいけません。例えばデレステでは3D軽量でもプレイできますが、何故かそもそも音ズレが酷くまともにプレイできません。それ以外のゲームでも3Dを多用するものは厳しいでしょう。
これといった欠点もないため、ライトな用途でしか使わないなら(現時点では)十分なタブレットではないでしょうか。
(とか言いつつ、多分そのうちd-01J買ってきます…)
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