今回は2月末に4年半ぶりのメインPCとして購入した「Aspire X AXC780-N54F」のレビューを行いたいと思います。
これに搭載した「MSI GeForce GTX 1050 2GT LP」のレビューは次回の記事で行いたいと思います。
MSI COMPUTER (2016-12-16)
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なぜこれを買ったのか
今までは2012年9月頃に購入した「ASUS U24A」をメインPCとして使っていましたが、ゲーム等をする際に性能不足を感じていました。また、長年使ってきたことからファンに埃がたまるなどして冷却が追い付かなくなった(引退後に分解して掃除したらある程度は改善)ことも買い替えを後押ししました。
また、昨年持ち運び用に「ASUS TransBook T100HA」を購入したこともあり、家のみで使うPCはノート型よりデスクトップ型のほうが使いやすいと判断したからです。(元々家では23型ディスプレイに繋ぎ、デスクトップPCと同じように使っていた)
今回購入する際に求めていた条件は次の六点です。
- 同等スペックの自作PCを組むより安い
- 小型(特に幅)
- Core i5 6400以上のCPU
- DDR4 2133以上のメモリを搭載できる
- 2スロットロープロファイルのグラフィックボードを搭載できる
- 標準で11ac対応の無線LANが搭載されていることが望ましい
そこで各社のPCを調べていくと、⑤に該当するものがほぼないことがわかりました。
一見2スロットあるものでも大抵「上段はPCIe x1、下段がPCIe x16」となっており、上段にPCIe x16が無いと2スロットのグラボは搭載できません。
諦めかけていたところ、本機を見つけました。
レビューが殆ど無く詳細はわからなかったものの、日本未発売の兄弟機種である「Aspire X3-780」では上段にグラボ(GT 730)が刺さっているため、そこに望みをかけることにしました。
また、電源容量が他社より多少大きい(220W)こと、USB3.0がちゃんと背面にもあることも決め手となりました。
結果から言うと、目論見通り2スロット厚である「MSI GeForce GTX 1050 2GT LP」を搭載することができました。
また、その他にも公式には書かれていないが使える機能があったので書いていきたいと思います。
スペック
公式サイトの製品情報ページにある通りですが、一応OS:Windows 10 Home
CPU:Intel Core i5 6400
GPU:内蔵グラフィックス(Intel HD Graphics 530)使用
RAM:DDR4-2133 4GB×1
HDD:3.5インチ 1TB
光学ドライブ:DVD
無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac 1×1
前面USB:3.0×2
背面USB:3.0×1,2.0×4
ぶっちゃけ外観がどうのこうのはどうでもいいし、素の状態での性能は普通のCore i5 6400搭載機と同等ですってところなので割愛させていただきます。
一応背面の画像です(グラフィックボード搭載後のものです)
内部
ネジを2本外し、カバーを開けるとこのようになっています。(この画像はグラフィックボード、追加メモリ、SSDを搭載した後です)
このように、内部にはスペースが結構あります。ここで気づいた点をいくつか紹介します。
①2.5インチSSDを搭載できる場所が上面にある
多分この筐体でSSDのモデルを企画する時のために作ったのでしょう。ただ、片側2点でのネジ止めなので強度面の不安はあります。また、SATA端子が2つ(後述するM.2込みでBIOS読みでも3つ)なので、2.5インチSSD+3.5インチHDD+光学ドライブドライブとは(下記のようなアダプタを使わない限り)できません。そのため、私は光学ドライブから引っこ抜きました。
②M.2搭載スペースがある
非常に見にくいですが、2242/2280のスロットがあります。BIOS上でSATA0ポートとして認識されているようです。ただ、PCIeが通っているかは不明です。
SATAポートが足りない…と感じたらこのアダプタを使うのも良いでしょう。
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③内部USB3.0ピンヘッダが1つ余っている
ここに以下のようなケーブルを刺せば更に2ポートUSB3.0を増やすことができます。
現在は240GBのSSDと4GBのRAM、GTX1050のグラフィックボードを増設し、USBにもポータブルHDD等色々つけましたが、これで消費電力はアイドル時25W、ピーク時120W程度で安定して動作しております。
また、購入時は底値で53800円で購入できたこともあり、非常に満足度は高いです。
現在はCPUがKaby lakeベースのCore i5 7400となった後継機種の「Aspire X XC-780-H54F」が販売されています。
ここに以下のようなケーブルを刺せば更に2ポートUSB3.0を増やすことができます。
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総評
動作音も静かで拡張性もあり、LenovoやDELLの同等品の陰に隠れていますが中々良い機種だど思います。現在は240GBのSSDと4GBのRAM、GTX1050のグラフィックボードを増設し、USBにもポータブルHDD等色々つけましたが、これで消費電力はアイドル時25W、ピーク時120W程度で安定して動作しております。
また、購入時は底値で53800円で購入できたこともあり、非常に満足度は高いです。
現在はCPUがKaby lakeベースのCore i5 7400となった後継機種の「Aspire X XC-780-H54F」が販売されています。
Acer デスクトップパソコン Aspire XC-780-H54F Windows10/Core i5/4GB/1TB/スーパーマルチドライブ
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初期装備のGPUが搭載されていたと思うのですが、それは無視して大丈夫なのですか?私も同じデスクトップを持っているのですが、あまり知識がなく、搭載(接続)するだけで動作するのか疑問に思っています。
返信削除初期装備のGPUというものはIntelのCPU内蔵のものですので拡張カードのようなものにはなっておらず、そもそも外すことはできません。
削除これは出荷時からグラフィックカードが搭載されている、いわゆるゲーミングPCなども基本的には入っております。
今回付けたグラフィックカードはPCI express ×16のスロットがついていれば基本的に接続できるものとなっております。
この際搭載するGPUのメーカーが配布しているドライバを入手し、インストールすることで使用できるようになります。
私が試した限りでは、Intelの内蔵GPU用のドライバをアンインストールせずにNVIDIAのサイトから入手したドライバをインストールし、グラフィックカード側の出力端子に接続することで正常に画面出力されました。
ただ一点注意しなければならないのは、本機の場合物理的サイズの制約で搭載できないグラフィックカードが多いということです。
そこさえ気を付ければ、多分動くと思われます。