2020年11月28日土曜日

こっちもコスパの鬼!スナドラ865&120Hz&ワイヤレス充電&高性能カメラで最強なGalaxy S20 FE 5Gのレビュー!

皆さんこんにちは、KENです。

前回のGalaxy Tab S7に引き続き、またまたSamsungの日本未発売端末のレビューです。

今回は、「Samsung Galaxy S20 FE 5G」のレビューをしていきます!



こちらも動画レビューを作成しましたので、是非見ていただければと思います。

なんと、YouTubeで調べた限りでは現在日本人で実機レビューしている方はいないので、本邦初のこのレビューをぜひ参考にしてください!



1. このGalaxy S20 FEは他のGalaxy S20シリーズと何が違うのか

まず疑問になるのはここでしょう。

現在Galaxy S20シリーズには下から順に「S20 FE」「S20」「S20+」「S20 Ultra」があり、S20 FE以外は日本でも発売されております。

日本で発売されている3機種は主にカメラ性能とディスプレイサイズ、5Gのミリ波対応の有無が違いとして挙げられ、上になるほど大きく重く高性能となります。


それではS20 FEの立ち位置ですが、ディスプレイサイズはS20とS20+の間であるものの最廉価のモデルとなっており、ディスプレイ仕様やカメラ仕様が大きく違うほか、ボディがプラスチックであるなど、とにかく削れるところは削ってあるものの、Snapdragon 865とディスプレイの120Hz駆動だけは死守した、いわゆる「ちょうどいい」を追求したスマホです。


2. なぜあえて日本未発売のGalaxy S20 FEを選んだのか

この理由を一言で表すと、「欲しい性能が一番安く実現されているから」です。

これまでXiaomi Mi 9を使ってきており、特に性能に不満はなかったものの電池の減りが早くなった気がしたり(もともと容量は少ない方ですが)、120Hzの画面を触ってしまったら120Hz欲しいな~と思ったりで、何か良いものに買い替えたいなと思うようになりました。

そこで私の必須条件として考えていた性能・機能は次の通りです。

・Snapdragon 865

・120Hzの有機ELディスプレイで画面内指紋認証

・ワイヤレス充電

・190g以下

これらを満たしているものとして真っ先に浮かんだのは日本で発売されているGalaxy S20またはS20+ですが、発売からかなり経過しているにも関わらず未だに結構高いです。



そんな中このS20 FEが最近発売され、値下がったらありかな~なんて思っていましたが、つい先日まで輸入消費税込みで7万円ほどしており、さすがにそれならS20で良いだろうと思っていました。

しかし、たまたまEXPANSYSを覗いたら、なんと送料・輸入消費税込で6.3万円まで下がっているではありませんか!

ということで、気がついたらサクッと購入してしまいました。

ちなみにTecoBuyというサイトにはもっと安いものもありますが、このサイトの評判があまり良くないらしいということと、スペック表にオクタコアとしか記載がなく、Exynos 990モデル(スナドラ865より性能が悪く電池持ちも悪いらしい)が届いたら嫌だなということで、老舗のEXPANSYSで購入しました。

https://www.expansys.jp/samsung-galaxy-s20-fe-fan-edition-5g-dual-sim-sm-g781b-ds-6gb-128gb-cloud-white-328857/



3. 外観

まず外箱ですが、このS20の文字が色によって異なるようです。



今回はCloud Whiteを購入したので、ちょっと見にくいですね(実物だとちゃんと見えます)。

これを開けると、上にへばりつく形でsimピンや取説があり、残った側には本体があります。

本体の下には充電器とUSBケーブルがあります。


本体を見ていくと、前面はいたって普通な平面ディスプレイですが全画面デザイン、裏面はプラスチックのボディとなっているもののマットな質感と傾きによって反射の色が変わるので、全く安っぽさは感じないです。


さすがにSamsungのフラグシップであるS20を冠するだけあって、コストカットしつつも好印象です。

ちなみに曲面ディスプレイでも超音波指紋センサーでもないものの、ディスプレイ保護フィルムは最初から貼ってありました。

ただ、ガラスフィルムのほうが好みなので、速攻で剥がしてガラスフィルムにしました。

こちらはこのような機種には珍しく、ガイド枠がついており一発できれいに貼れておすすめです。

こういうガラスフィルムが貼れるのも平面ディスプレイのメリットですね。



背面カメラは超広角、広角、望遠の3眼、インカメラはパンチホールタイプです。

この背面カメラ周りの処理はNoteシリーズ寄りで、S20よりこちらのほうが好きです。


4. 性能

まず感じるのは、ディスプレイのヌルヌルさ。

当たり前ですが、もう60Hzには戻れません。

これを支えるスナドラ865も中々のもので、定番のAnTuTuではこの通りのトップクラスのスコアです。

いくらミドルが良くなった~と言われても、スナドラ765のPixel 5よりも安いところにこんなモンスターがいたら、絶対こっちを買いますよね。

また、LPDDR5 8GBのメモリ(6GB版が届くと思ってたんだけどなあ...まあいっか)、UFS3.1の128GBストレージを搭載しており、micro SDカードにも対応している点も見逃せません。


5. ソフトウェア

これは前回のGalaxy Tab S7と共通のOne UIとなっており、さすがSamsungだなという使いやすさです。

MIUIはまだマシな方ですが、中華系の独自UIってちょっとあれってなるところがあるんですよね。

Samsungアカウントを連携することでノートを共有できたりと、Galaxyならではの連携も使えるので便利です。

また、マルチウィンドウもしっかりとできます。


6. 総評

このGalaxy S20 FE 5Gは、去年であればMi 9が君臨していた「ちょうどいい」のポジションを業界最大手のSamsungがかっさらいに来た意欲作であると思います。

凄さはないものの、何不自由なく使える立派なハイエンド機でありながらミドルハイの価格を実現しており、それがあのSamsungから出ているというのが信じられません。

これまでコスパ最高として知られていたXiaomiは、Mi 10は1億画素カメラや曲面ディスプレイはあるものの、未だ実売価格がこれより高い上に重かったりディスプレイが90Hz止まりだったり、Mi 10Tはワイヤレス充電がなかったりですからね。


ということで、この「ちょうどいい」を極めたこのGalaxy S20 FE 5Gは、日本で未発売であることを除けば、今年ナンバーワンの鬼コスパスマホと言えると思います。

来年のS21シリーズ?はUltra以外がフルHDディスプレイであったり背面がプラスチックになるという噂もありますが、無印Note 20と同じく、ハイエンドの中のスタンダードモデルをより安くすることで中華勢に対抗しようという動きかもしれませんね。



2020年11月23日月曜日

日本でも売ってほしい!貴重なハイエンドかつ高コスパなAndroidタブレット、Galaxy Tab S7開封レビュー!

皆さんこんにちは、KENです。

今回は「Samsung Galaxy Tab S7」を購入したので、レビューしていきたいと思います。



今回から動画を使って、より参考になるようにレビューしていきます!

YouTubeチャンネルを作成しましたので、是非チャンネル登録をお願いします!!



1. なぜGalaxy Tab S7を購入したのか

私は今までiPad Air (2019)とMi Pad 4を使ってきました。

そして最近iPad Air (2020)が発売されたのでそれに買い換えようかと思ったのですが、現在めぼしいPay系の還元は特になく、毎年2月頃になると行われるAppleの学割にApple Storeギフトカードが増量されるキャンペーンまで待とうかなと思っていました。

そんな中、米AmazonでこのGalaxy Tab S7がセール中との情報を見つけました。

その価格がなんと、ストレージ256GB、RAM8GBモデルで529ドルです!

発売してまだそう日にちも経っていないと思うのですが、定価より200ドルも安くなっています。

送料、輸入消費税を加えても、約6.3万円で購入できる計算です。

これでいてペンも付いているので、iPad Air (2020)+Apple Pencilと比較すると実に4万円近く安く買うことができます。

Androidのハイエンド、ペン付きタブレットは瀕死の状態なのでどれほど実用的かはわからなかったのですが、物は試しと注文してしまいました。

ちなみに注文から一週間弱で到着したので、割と早かったなと思います(AliExpressはもっと遅いです)。


2. 現状のAndroidタブレットの立ち位置

今回購入したGalaxy Tab S7は今では貴重なハイエンドAndroidタブレットですが、なぜ貴重かと言ったらiPadが強すぎることが大きいと思います。

その理由は、ローエンドのiPadのコスパの高さ、ハイエンドのiPad Proの圧倒的性能、そしてアプリ側がiPad対応しないと低解像度iPhoneと同等の悲惨な表示になってしまうため半ば強制的にiPad用のUIを作っていることが大きいかと思います。

これはAppleだからこそできる技ではありますが、これがiPad一強の循環を作り出し、ますますAndroidタブレットの出る幕がない状況になってると言えます。


3. 外観

まず箱ですが、製品名と本体カラーが一目でわかります。

これを開封すると…本体が登場。

付属品はS-Pen、充電器、ケーブル、SIMピン(wi-FiモデルだけどSDカードスロットを開けるため)、マニュアル類となっています。


それでは本体はこちら。

前面は持つのに適度なベゼルは残っているものの、11インチのディスプレイの没入感を十分に味わえるデザイン。

カメラは横向きにしたときにちょうど良い場所についていますが、輝度センサ?は縦横どちらにも対応するためか二箇所にあります。

保護フィルムはこちらを購入しました。



背面はデュアルカメラやSamsungロゴよりも、その間のガラスラインが特徴的です。

ここにS-Penを装着して充電します。

下部にはスピーカーとUSB Type-C端子。

スピーカーは上部と合わせてiPad Proと同等の4つ搭載されており、迫力のある音が楽しめます。

側面にはボタン類とSDカードスロット(5GモデルだとSIMもささる)、反対にはキーボード用の端子。

この電源ボタンが指紋センサーになっています。

全体的な質感としてはMi Pad 4よりは明らかに良いのですが、iPadと比べるとつなぎ目の部分であったり箱であったりが若干劣る気はします。

また、側面が角ばっているので若干持った時に痛いのと、側面のヘアライン加工が爪とこすれたりするのも気になりました。

ということでケースを注文しましたが、AliExpressなので届くまでは時間がかかるでしょう。

あと本体重量が500gとiPad AirやProよりも重く、体感差としてあるのでそこは不満点です。

S-Penはプラスチッキーですが滑り止め加工がされており、第一世代のApple Pencilよりは持ちやすいです。


4. 性能

このGalaxy Tab S7は現在のAndroid端末では最高性能のSnapdragon 865+を搭載しています。

性能としてはiPad Air(2020)のA14やiPad Pro(2018,2020)のA12X/Zには一歩劣るものの、体感性能で不満を感じることは全く無いです。

定番のAnTuTuではこの通りの高性能を発揮しています。

また、LPDDR5 8GBのメモリ、UFS3.1の256GBストレージを搭載しているため、マルチタスクも一切ストレスなくこなせます。

さらに、ディスプレイは2560×1600の高解像度かつ120Hzの高駆動液晶となっており、ヌルヌル感がとても気持ちいいです。

この液晶のおかげもあり、S-Penの遅延はとても小さいことが体感してわかるレベルでした。

また、この端末はmicro SDカードにも対応しているため、安価に大容量ストレージが手に入り、kindleなどの電子書籍のデータを大量に保存できます。

これがiPad Airよりもはるかに安い価格で手に入りましたからねえ…コスパは素晴らしいです。


5. ソフトウェア

肝心のソフトウェアですが、プリインアプリはさすがSamsungなだけあって、よくできています。

特に、S-Penの活用はGalaxy Noteシリーズの長い経験があるためか、iPadのApple Pencilよりもよくできています。

ただ、サード製アプリはタブレットに最適化されていないものが未だに多く、特に横持ちで使うと残念な表示になるものが結構ありますね。

こればかりはどうしようもないので、Androidタブレットユーザーが増えて声が届けば良いのになというところでしょうか。

ただ、そんな中でもSamsungのソフトウェアでより使いやすくなります。

独自のマルチウィンドウ機能を使うことで、スマホの縦持ち想定のアプリを複数立ち上げたりできます。

これがすぐれもので、iPadのSplit Viewよりも柔軟性があり、簡単に操作できます。

また、DeXモードを使うことで、よりパソコンのような操作に切り替えできる点も良いですね。


6. 総評

今回このタブレットを購入してみて、大画面でハイスペックなAndroidタブレットというカテゴリが良いというよりも、Samsungの作り込みが良いなという部分を多く感じました。

特にペン関連やマルチウィンドウ関連はSamsungが先駆者として長年やってきたものなので、まだまだiPadよりも優位に立っていると思います。

ただ、今回はセールで非常に安く買えたから満足している部分もあるのですが、じゃあこれが8~9万円であったら、iPadでいいかな…と思ってしまうかもしれません。

これはやはりサードパーティ製のアプリがまだまだという点なので、是非Samsungの意地でAndroidタブレットを盛り上げてもらえればと思います。

そのためにも、選択肢の一つとして日本でも売ってほしいなと思いました。




NAS導入から早三年、HDDを交換した話…を書こうと思ったら1年経ってしまいました。その間にHDDが故障→交換などあったので、つらつらと

こんにちは。KENです。 以前、 QNAP TS-228Aを使った写真と音楽、Macのバックアップ管理 3カ月使ってみて ということでNASを導入しました。 ここから早三年、容量8TBでは厳しくなってきたこと、まだエラーは出ていないものの三年以上常時稼働させているので故障が心配...