今回は二本立ての後編ということで、前回とは打って変わってコミケでのコスプレ撮影でどのように撮れるかを紹介したいと思います。
1. 装備
今回は「FE 100mm F2.8 STF GM OSS SEL100F28GM」を使うのはもちろんですが、以下の装備で1日目に参戦しました。
ボディ
ソニー (2018-03-23)
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レンズ
ソニー SONY 単焦点レンズ FE 100mm F2.8 STF GM OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL100F28GM
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ソニー
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ストロボ
ニッシンジャパン株式会社
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ディフューザー
ハクバ
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絞りは開放固定、露出補正は±0~+0.7、その他はオートで撮影したのですが、露出アンダー気味で撮れたものが多かったです。
また色味のほうはどっちにしろ後で調整する前提なので、この後紹介する画像は全てRAW現像後のものになります。
2. 作例
諸々の関係で私のTwitterアカウントからの引用のみとさせていただきます。
— KEN*PHOTO (@00ken_p) 2018年8月12日
— KEN*PHOTO (@00ken_p) 2018年8月13日
— KEN*PHOTO (@00ken_p) 2018年8月14日
— KEN*PHOTO (@00ken_p) 2018年8月10日
Twitterの圧縮された画像でも解像感とボケの滑らかさが伝わってくるかと思います。
正直なところコミケで100mmの画角は使いにくいのでは?と思っていたのですが、バストアップぐらいならぎりぎり使えるかなというところでしょうか。
コスプレ写真で全身写らないのはどうなんだ?という話も聞きますが、個人的にはコミケのごちゃごちゃした背景をぼかすためなら仕方ないというか、そういうのはスタジオなどの環境も含めて撮る時に意識すればいいことかなと思います。
最も、構図が限定されてしまうという点はもどかしいところではありますが、そもそもコミケのコスプレエリアの狭さやカメラマンの回転を考えるとそこまで多く撮れるわけでもないので、これも問題ないと考えていいでしょう。
画角以外の特徴としては、このレンズの特殊フィルター(アポダイゼーション光学エレメント)が入っていることで、わざわざNDフィルターをつけなくてもSS 1/250程度でストロボが使える点でしょうか。
まさか暗いことが有利に働くとは…という感じです。
また、本体側の機能の話になってしまいますがコスプレ撮影では瞳AFの打率があまりよろしくないです。
おそらくメイクや髪形、髪色によって認識率が違うようで、3割ぐらいしか認識しない人から8割ほど認識する人までいました。
認識しない時は瞳AFボタンを押していない時にも勝手に出る顔認識の枠も出ませんでした。
そうは言っても認識さえすればバッチリピントが合っているので、さすがだなという印象です。
ということで、今まで35mm(APS-C)→55mm(APS-C)→100mm(フルサイズ)と使ってきたコミケ参戦用レンズも、ひとまずこれで落ち着くことになりそうです。
余談ですが、ポートレートのRAW現像ってどういうイメージがいいのか…といつも悩みます。
自分としてはコミケでのコスプレ撮影も普通のポトレでも、どちらかというと暖色寄りでコントラストはあまり出さず、肌や服が白飛びしない程度に明るめを基本としてやっているつもりですが、あまりインパクトがある写真にできないというか…。