今回は先日発売開始して話題沸騰中の「Oculus Go」を購入したので、ここで取り上げていきたいと思います。
以前からサムスン製スマホを使う「Gear VR」は持っていたのですが、それと比べても圧倒的に良くなっており、想像以上のものでした。
それでは早速見ていきましょう。
1. 本機の概要
本機の特徴を端的に言うと、「激安だけどそこそこまともに使える単体駆動のVRヘッドセット」です。
このOculus GoがOculus RiftやPSVRと違うのは、このヘッドセット単体で動作する点です。
それでいて32GBモデルで23800円(米国価格199ドル)、64GBモデルで29800円(同249ドル)と、とにかく激安価格となっています(当初心配していた日本価格も良心的です)。
まあ中身はGalaxy S7等の2年前のスマホみたいなもので、コンテンツもGear VR互換ということから、最初は「Gear VRのためにサムスンのスマホ買う必要がなくなるな~」程度にしか思っていませんでした。
しかし、後述するように、Gear VRと比較して明らかに良くなっており、さすがは専用機なだけのことはあります。
2. 注文~開封まで
本機は日本において、現時点ではOculus公式サイトのみでの販売となっております。
そして香港からの配送ですので、ちょっと敷居が高く感じるかもしれません。
しかし配送は国内通販と比較しても(Amazonやヨドバシは爆速ですが)そこまで遅くはないです。
実際私が注文した時は、日曜日の夜に注文して水曜日に届きました。
ですが一点だけ、ローマ字表記で住所や名前を書く必要があるという点だけ注意が必要です。
Twitterでは漢字が変な英語に訳されたとの報告がありました。
Oculus Goの日本語注文問題、僕も日本語で注文したんだけど、ちゃんと翻訳されて届いたので、日本語で注文した人、安心していいと思う。ちなみに私の名前は北川正義です。 #OculusGo pic.twitter.com/h61DZjLsm4— Masayoshi Kitagawa (@mktgaw) 2018年5月9日
oculus go届いたー!しっかしお届け先BATTLEFIELD様ってなんだよ俺んち戦場じゃねーぞw #OculusGo pic.twitter.com/WTyU1Nbrkq— take (@pow_0511) 2018年5月5日
それとFedExのトラッキングで「千葉でなんかなったで~」みたいになりましたが、ググったら今までもそういう表示が出たけど届いたという報告があり、実際その日のうちに届いたので特に問題はないようです。
さて、そんなこんなで届いたOculus Goはこのように専用の段ボールに入っていました。
そうそう、今回購入したのは32GBモデルです。
理由としては、以前メインスマホとして使っていたGalaxy S6が32GBモデルで、そこにGear VR用コンテンツを入れててもギリギリ足りてたから専用機なら尚更何とかなるだろうと思ったからです。
現時点では「足らなくなる頃には新しいモデルが出てるだろう」と楽観的ですが、果たしてどうなることやら…。
そして取り出すと、このように鎮座しています。
Gear VRとは違ってちゃんとかっこよく入っていていいです。
パッケージにはここから見えるヘッドセット本体とコントローラー以外に、後ろの箱に単三電池、コントローラー用ストラップ、眼鏡スペーサー、microUSBケーブル、クリーニングクロス、マニュアル類が入っていました。
この眼鏡スペーサーというやつですが、たぶんよっぽど大きい眼鏡じゃなければ付けなくても入ります。
3. 外観
本体上面には電源ボタン、電源ランプと音量ボタン、付けた状態で左面にはmicroUSB端子と3.5mmステレオミニジャックがついています。
逆に言うとこれしかついておらず、非常にシンプルな外観です。
そして左側面には「mi」の文字が!
そう、実はこのOculus GoはXiaomi製なのです。
いやぁ、Xiaomi製デバイスもそのうち欲しいなぁなんて思っていましたが、まさかこれが初Xiaomi機器になるなんて…(イヤホンは持っていましたが)。
また、このmiロゴの上あたりにスピーカーがついており、バンド固定部品を兼ねているプラスチック製ダクトを通って音声が聞こえるようになっています。
このスピーカーは最初めちゃくちゃしょぼいと思っていましたが、VRゲームをする分には割と十分で没入感も出るものでした。
ただ音漏れは結構しますのでご注意を(自分でつけてるとわからないですが)。
本体前面はアルミになっており、放熱をしっかり考えたものになっています。
Galaxy S6でやっていた時はすぐサーマルスロットリングを起こしてゲームによってはプレイなんてできたものじゃないという状況でしたが、本機では全くそのようなことにはなっていません。
また、立体的な顔面パッドはGear VRと比べて格段に心地良いものになりました。
レンズは自称「VRで最も革新的なレンズ」というフレネルレンズです。
本機に付属するコントローラーはGear VRのものと機能的にほぼ同じですが、持ちやすさが向上しました。
4. セットアップ
本機のセットアップは、Android5.0以降、iOS10以降のスマホやタブレットに「Oculus」アプリをインストールして行います。
他の方も指摘されておりましたが、セットアップ作業が非常にわかりやすく、本気で大衆向けVR機器に仕上げてきたなという印象です。
これが終わったら、あとはやりたいアプリをインストールするだけです。
おすすめのアプリ等についてはまた後日記事を書きたいと思います。
5. Gear VRと比較して
私は以前のブログにも書いた通りGear VRをしばらく使っていましたが、Galaxy S6を2月に、Gear VRもOculus Go購入直前に手放したので直接の比較はできていません。
ですが記憶を頼りに語っていくと、まず思うのがだいぶ快適になったということです。
これは先にも書いたように、専用機ならではの工夫が詰まった本体となっていることが大きいです。
また、ペンタイルで開口率の低い有機ELからVR用液晶に切り替わったこと、レンズ性能の向上、ソフトウェアの改良などもあると思います。
このように全体的な快適さの向上によって、より使いたいと思えるものに仕上がっています。
ただ一点、VR内の写真などの共有が面倒というのはあります。
Facebook傘下なのでFacebookにはスムーズに共有できるのかもしれませんが、私はFacebookをやっておりません。
そのためそれ以外のサービス(特にTwitter)に共有する項目も欲しいですが…難しいのでしょうね。
これがGear VRならそのままスマホに保存されるだけなので、後はどうとでもしやすいという利点はありました。
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6. まとめ
購入前はGear VRを所持していたこともあり若干迷ったのですが、いざ買ってみたら感動的なほど良いものになっており、大満足です。
VRに興味があるけど手を出していない人はとりあえず買ってみると良いと思います。
こういった記事を書いておいてなんですが、この手のものは文字や2D画像ではわからない、実際につけないとわからない良さがあります。
昨日、これまで本機を全く知らなかった友人に貸して触らせたところ、その場ですぐ注文していました。
それぐらいすごいということで、迷っているなら是非購入をお勧めします。
コンテンツもGear VRの下地があるのでちゃんと揃っていますよ。
それに何といっても、他に何もいらない、ケーブルレスで動作するという点がいいです。
ちなみに競合のDaydream(Google)陣営のMirage Soloも同時期に出ましたが…こっちは普及するのでしょうか。
気にはなるけど高いし、今年中に出る(らしい)Oculus Goの上位機みたいなポジトラできるやつに潰されそうです。
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