2019年4月30日火曜日

miniばかり注目されてるけど…Apple Pencilを使うのにちょうどいいのはコレ! iPad Air (3rd・2019)レビュー iPad (6th・2018)との比較も

こんにちは。KENです。

昨年末のPayPay 20%還元祭りから数カ月経ちますが、相変わらず続く還元合戦がすごいですよね。

こうも還元!という文字が躍っているとどうしても財布の紐は緩くなってしまうもの(オタクは常に消費が激しいという事実には目を瞑ります)

そこで今回はd払い、LINE Pay、PayPayの還元を駆使して先月発売されたiPad Airを買ってしまいました。

実はレビューしてなかったのですが、昨年秋にiPad (6th・2018)も購入してるんですよね…。

さすがにこのまま放置(ブログ的にも物理的にも)だと浮かばれないので、比較していく形で紹介していきたいと思います。


あと何だか同時に出たiPad miniの話題ばかりでこのiPad Airはあまり注目されていないみたいなんです。

ということで、特に10インチ前後のiPadで迷っている人のためにもレビューしていきたいと思います。

1. iPad Air (3rd・2019)とiPad (6th・2018)のスペック比較


まずスペック表を比較してみましょう。

ここではサイズの近いiPad Pro (11インチ)も含めた現行3機種を取り上げます。

  iPad Pro 11 iPad Air iPad
ディスプレイサイズ 11インチ 10.5インチ 9.7インチ
ProMotionテクノロジ × ×
サイズ(mm) 247.6×178.5 250.6×174.1 240×169.5
厚さ 5.9mm 6.1mm 7.5mm
重量 468g 456g 469g
SoC A12X A12 A10
Apple
Pencil

第2世代

第1世代

第1世代
Smart Keyboard ×
認証方法 Face ID Touch ID Touch ID
端子 USB-C Lightning Lightning
オーディオ 4スピーカー 2スピーカー 2スピーカー
容量(GB) 64・256・512・1000 64・256 32・128
価格
(税別)
89800円〜 54800円〜 37800円〜

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このように、価格も仕様も現行ラインナップで中間のモデルであることがわかります。

やはりiPad Proはもちろん高価ですが別格というか、これぞ新世代のiPad!という感じが表れている先進的なスペックです。

また、これだけだと「無印iPadでもペンは使えるしSoC以外大差ないのにAir買う理由なくない?」と思うかもしれません。

ただ、実はApple Pencilを使ってノートのように使いたい人にこそiPad Airを最もおすすめしたいのです。

それはiPad Airのディスプレイは「フルラミネーションディスプレイ」を採用しているからです。

これはiPad Air 2やiPad Proシリーズで使われてきた技術で、一般的にはダイレクトボンディングと言われているものです。

簡単に原理を説明すると、従来はガラスとディスプレイの間が接着されていないため空気層があり、ガラスと空気の屈折率の違いによって斜めから見るなどすると若干ずれて見えたり反射の影響で白っぽく見えることがありました。

ここにガラスと屈折率が近い樹脂を流して接着することで視差と反射を抑えるのがこの技術の特徴です。

これがiPad (6th)には無かったことで、特にApple Pencilを使ったときに違和感がありました。

このディスプレイ改良こそこのiPad Airの真価であると思ったのが購入の一番の理由です。

結果としては予想通り、Apple Pencilの使い心地が大幅に向上しました。

iPad

iPad Air

Apple Pencilを使っての感想や使用しているアプリについては後述します。

2. iPad Air (3rd・2019)とiPad (6th・2018)のデザイン


iPadは9.7インチ、iPad Airは10.5インチです。

しかしiPad Airは超がつくほどではありませんが狭額縁デザインになっているため、そこまで大きさに差はありません。


また、iPad Airは6.1mmとかなり薄くなっています。


これによって、スペック上でも13g軽いことになっていますがそれ以上に軽く感じます。

ちなみにチラッと3つの端子が見えますが、これがSmart Connectorです。

実は某所で非常に安くSmart Keyboradを買えたので、MacBook Airもあって使うか若干怪しいところがある中で注文してしまったのですが…まだ届いてないので、使ってみて気が向いたら改めてレビューをします。

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ちなみにケースはこちらを使っています。


現状ESR社ぐらいしかiPad Air専用(=iPad Pro 10.5用の余計な穴がない)ケースがないんですよね…。


その中でもこちらは背面のみのハードケースで、よくあるツルツルしたやつではなくザラザラしていて持ちやすいので非常におすすめです。

前面も保護したいならこちらになります。


3. Apple Pencilを使ってみて


現在私が一番使っているApple Pencil対応アプリは、GoodNotes 5です。



これの一番の特徴はノートに特化したシンプルな操作性です。

例えばOfficeのリボンのように階層をたどらなければいけないようになっていたら、さっとノートをとりたい時に手間ですよね。

そういったことがなく、一本のツールバーで必要なことが完結しているというシンプルさがこのアプリの魅力です。

また、馴染みやすいフォルダUIでのノートの管理やバックアップ機能も安心して使える理由の一つです。

以前のiPad (6th)の頃から使っていましたが、画面サイズが微増したこと、そして何より視差が少ないディスプレイとなったことでより使いやすくなりました。

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なお、画面の保護フィルムはこちらを使用しています。


アンチグレアのガラスフィルムは初めてですが、低反射と程よい抵抗感にガラスならではの耐久性を備えているため、Apple Pencilを使う人には特におすすめです。

また、フィルムガイド枠も付いているので慣れていない方でもうまく貼ることができるようになっている点もポイントです。

4. まとめ


今回はApple Pencilでメモ書きとかしたいならiPad Airがおすすめということを書いてきました。

一方で、動画やゲームなどのマルチメディア主体の場合はiPad Proを選択するのがよいでしょう。

確かに本機でも性能は十分な場合が多いですが、横にしたときにスピーカーが片側だけになるという致命的な点があるからです。

これくらいのこと6万とかするタブレットなんだから何とかしてくれよ…と思いますが、Apple的には更に3.5万円も違うProに誘導する重要な差別化ポイントとして使っているのでしょう。

また、デザインや新型ペンのスマートさもProの魅力です。

他方、iPad (6th)は実質旧型扱いなのにお値段据え置きでの併売なのであまりおすすめできないのですが、これもAppleの販売戦略にまんまと乗せられる言い方をすると、現行ラインナップで一番安い選択肢としてはアリというところでしょうか。

まあ、iPhoneもMacもそうですが、じりじりと価格帯が上がってても買ってしまうあたり、飼い慣らされた信者に近づいていると言われても仕方のない点ではあります…。

なんだかここまで書いてきて、若干首を傾げながらもやはり現行ラインナップでペンを使いたい人にはおすすめのiPadはiPad Airです!ということでレビューを終えたいと思います。

(実はminiも読書や小さいポーチの日用にあったらいいな…なんて思ってしまっていたり。理性で何とか押さえつけて今のところはMi Pad 4続投ですが。)

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2019年4月6日土曜日

QNAP TS-228Aを使った写真と音楽、Macのバックアップ管理 3カ月使ってみて

こんにちは、KENです。

今回は年明けすぐに導入したNASを使って3ヶ月ほど経ったので、どのように活用しているかを紹介したいと思います。


1. なぜNASを導入したのか


従来は、メインPCにデータ用の大容量内蔵HDDをつけ、外付けHDDやBDなどにバックアップするというオーソドックスな構成でした。

これでもPC1台だけでデータを完結させるなら問題ないのですが、他のPCやスマホで使いたい時にいちいち操作してデータ移動するのは面倒です。

更に、MacBook AirやMac miniを購入したことでTimeMachineの自動バックアップを積極的に使いたいと思ったのですが、特にMacBook Airではいちいち外付けストレージを有線接続するのはやりたくないと思いました。

それと写真のクラウドバックアップにAmazon Driveを用いているのですが、これの自動同期するWindows向けのソフトのがまあ酷い出来で、フォルダをぐちゃぐちゃにされたりして呆れ果てており、これをNAS側が提供しているものでやれればおそらくマシになるだろうと考えました。



そこで色々と調べたところ、「Synology」と「QNAP」のNASならやりたいことが全てできそうだということがわかりました。

2. なぜQNAP TS-228Aを選んだのか


結論から言うと、安かったからです。

この機種はQNAPの2ベイNASの中では一番下のモデルです。

購入時の価格はパソコン工房の店頭で15980円でした。

レビューサイトには電源周りの不具合が出たという報告があったり、ネットでは一つ上でQNAP製NASでは一番売れ筋のTS-231Pとあまり価格差がないことから、不人気商品のようです。

NASは信頼性があってこそですが、怖いもの見たさというか、もう今のロットはさすがに大丈夫だろうと適当に考えて買ってしまいました。

ただ、今のところは問題なさそうです。

機能面に関しては、上位のTS-231Pと比べて「LANポートが1つ(TS-231Pは2つ)」「ホットスワップ(稼働中にHDDをぶっこ抜ける)非対応」程度で、正直なくても困らないものでしかありません。

ソフトウェア的なものはTS-231Pと全く同じことができます。

これらを考えて、本機を選びました。


3. NASの構成


NASは箱だけあっても仕方のないものです。

HDDはNAS向けのものを選ぶべしということで、NAS向けで一番安かった東芝の8TBモデルを2本、RAID1で入れました。

これは正直失敗した感があります。

何が失敗したかというと、HDDの動作音がかなりうるさいです。

確かにメインPCの東芝のPC向け6TBもゴリゴリと前時代的な音を発していました。

ただ、メインPCのHDDのことを忘れていたように、3カ月使ってたら慣れたのかNASのほうについても意識することはなくなりました。

それと、そこまで重要なものでもなさそうですがSeagateのNAS向けHDDだと詳細データが見れる機能が付いているうようです。


バックアップは写真はAmazon Driveに、音楽はWalkman等の同期しているものにオリジナルが入っていて、他はMacのTimeMachineぐらいしか使っていないので、現時点では別に取ってはいません。

ただ、RAID1で冗長性を確保しているとはいえ同じロットのものを同じ時間だけ使うと同時期に壊れるなんてことはよくある話ですので、メインPCをフルSSD化したら内蔵している6TBのHDDを外付け定期バックアップ用に回そうかなと思っています。

外観とかはどうでもいい類の製品なので、そういうのは省きます。

4. NASの運用


私の用途ではこのようにNASが使えればよいと考えていました。


今回の導入で、おおよそこのような形になりました。

もちろんAmazon Driveへのアップロードも問題なくできますし、NASから一方的に送るだけの設定にすることで、もしHDD容量が足りなくなってNAS側のあまり要らないデータを消去してもAmazon Driveには残るようにもできました。

また、同期日時も設定できるのでこれを寝ている時間にしておけば、「フォルダー名変更したら同期が変なことになった」なんてことも防げます。

ただ、Google Play Musicへの自動アップロードだけはNASだけではできませんでした。

そこだけ他にも使っている24時間稼働のPCを用意することで対応していますが、どのPCからもデータのインプットとアウトプットができるようになり、目的は達成できました。

更に、この図のようなオンラインストレージを介すやり方以外に、外出先からNASに直接アクセスするのもQNAP製のアプリを使って簡単にできました。

今回の記事では省きますが、QNAP製のソフトウェアやNASのGUIについては使い方もちょっとググればすぐ出てきますし、使いやすいと思います。

オンラインストレージとの同期機能やMacのTime Machine機能が全て入っているてしっかりまとまっているのは、やはりSynologyとQNAPだけです。

5. まとめ


このNASの導入によって、ファイルの管理に悩まされることが無くなったのは非常に大きいことだと思います。

特に我が家ではPCやスマホが一般家庭より多少多いだけでなく全室にGoogle Cast環境があるため、どの部屋だからと意識せずにコンテンツを使えるようになりました。

BDレコーダーのDLNA、dアニメやPrimeビデオなどのストリーミングサービスなどと併せて、10年前では非常に面倒だった"部屋縛り"からの解放はほぼ実現できたと思います。

一方で、1Gbpsの有線LANで接続できるといってもSATAやUSB接続時の半分程度の速度しか出ませんし、部屋事情によって無線LAN接続すると実効値はだいたい500Mbps程度しか出ません。

上位モデルのTS-231Pなどはは2本のGiga Ether搭載を売りにしていますが…結局無線LANルーターやPCなどの他の機器側が対応していないので恩恵を受けられません。

やはり家中10GBase環境なんてものには憧れますが、現状かなり厳しいです(家の制約上ケーブルを引き回すわけにもいかないので)。

WiFi 6(11ax)時代にはなんとかなることに期待したいと思います。



NAS導入から早三年、HDDを交換した話…を書こうと思ったら1年経ってしまいました。その間にHDDが故障→交換などあったので、つらつらと

こんにちは。KENです。 以前、 QNAP TS-228Aを使った写真と音楽、Macのバックアップ管理 3カ月使ってみて ということでNASを導入しました。 ここから早三年、容量8TBでは厳しくなってきたこと、まだエラーは出ていないものの三年以上常時稼働させているので故障が心配...