2017年12月17日日曜日

まだまだ現役の超コスパスマホ! Leeco Le Max 2 (X820) レビュー

こんにちは。KENです。

今までGalaxy S6をメイン機として使っていたのですが、さすがに性能的に厳しくなってきました。

来月で月サポが切れることもありドコモメイン回線にぶら下げておく端末をどうしようか悩んでいたのですが、たまにはそっちでiPhoneを買って、サブ回線に安くてそこそこのスペックのAndroid機にしようかなという結論になりました。

そこでGearbestを物色していたところ、昨年のフラグシップ級のスペックのLeeco Le Max 2が18000円ほどで買えるということで早速調達した次第です。


GearBestでのLe Max 2の購入はこちら

ただ、今だとイオシスで64GBモデルが19800円なので、色々なリスク等も考えるとこちらで購入した方が良さそうです。



1. スペック


本機は2016年のフラグシップ級の端末です。

そのため現在でも通用する、非常に高い性能を持っています。

 ディスプレイ:5.7インチ 2560×1440
 SoC:Snapdragon 820 (MSM8996)
 RAM:LPDDR4 4GB
 ROM:UFS2.0 32GB (microSDカード非対応)
 バッテリー:3100mAh
 カメラ:リア21MP/フロント8MP

後述するLineage OS公式版を導入した後のAntutuベンチマークの結果はこのようになっています。


スナドラ820機としては最高クラスではないでしょうか?

今のスナドラ835機とも大差ないですし(まあ820はアツアツになりやすいですが)、スナドラ660機よりゲーム用途では確実に上でしょう。

実際にゲームをしてみたところ、デレステでは3Dリッチ高画質でも一部楽曲(YPT等)以外は普通に動きますし、ミリシタは最高設定で余裕といったところです。

また、タッチ感度も良いほうなので、リズムゲームに良い機種となっております。

5.7インチと大きいこともあり迫力はあるのですが、リズムゲー親指勢だとキツい人もいるかもしれません。

自分はギリギリいけるという感じでした。

本機で唯一惜しいのはストレージが32GBしかなくmicroSD非対応な点ですが、私の用途だと特に問題はありません(今までのLG G2もGalaxy S6も同様でしたので)。

ですが音楽や動画、電子書籍を楽しみたい人には物足りないでしょう。

ちなみに64GBモデルや128GBモデル、RAMが6GBのモデルもあるようです。

イオシスで販売しているのはRAM4GB/ROM64GBモデルのようです。

カメラの画質は悪くはないけど期待してはいけません。

2. 外観


とりあえずまずは開封から



そんなに悪くはないですが、特別こだわってる感じでもないです。

内容物は

・本体
・説明書
・simスロットのピン
・QC3.0対応充電器
・USBケーブル
・Type-C→3.5mmジャック変換ケーブル

です。

カラバリは3色あるようですが、私が購入した際Gearbestにはローズゴールドしか在庫がなかったため、ローズゴールドを購入しました。

色としてはiPhone 6sのローズゴールドと大体同じだと思います。

筐体はアルミで、そのへんの1万円台の格安スマホとは一線を画すクオリティです。

アンテナラインは1本ですが、よく見ると上下はプラスチックパーツになっています。


微妙につなぎ目の段差があったりと、iPhoneほどのクオリティではないですが十分以上でしょう。

カメラの出っ張りはGalaxy S6並みに気になります。

また、上部には赤外線ポートがあります。


下部にはスピーカー(モノラル)とUSB Type-C端子があります。

実はこの端末にはイヤホンジャックがありません

そのためiPhoneみたいな変換アダプタ(といってもiPhone 7よりこちらの方が先に出ていた!)がついています。

これからiPhone 8も購入する予定で音楽再生は引き続きWalkmanを使うので、アダプタをとっかえひっかえするのは正直面倒です。
(両機種ともたいして薄くもないのに…)

3. セットアップ


セットアップというかTWRPとLineage OSを焼くことです。

本機には元々EUIなるLeecoがAndroid 6.0をごりごりカスタマイズしたものが搭載されていますが、今回はGearbestで購入したため、さらにそれをカスタマイズした所謂ショップROMが入っています。

日本語やPlayストアが使えるメリットはありますがマルウェアが入っているなんて話もあり、そのまま使うのは気持ち悪いので、ネットにつなげる前に他のROMを焼きます。

順当に純正ROMを焼いてもいいのですが、今更Android 6.0はないだろうってのとAOSPに近いUIの方がいいため、今回はLineage OS 14.1を焼きました。

実はこの機種、Lineage OSの公式サポート機種に(今のところ)なっています。

それもあって購入に踏み切りました。

導入手順

※以下に書かれている手順を行う際は全て自己責任でお願いします
※ADBのインストール・設定は行っている前提です

①まずこちらからTWRPをダウンロードします。

https://dl.twrp.me/x2/twrp-3.1.0-0-x2.img.html

この「x2」というのが本機のコードネームのようです。

②次にこちらからLineage OSをダウンロードします。

https://download.lineageos.org/x2

一番日付が新しいものを選んでおけば大丈夫なはずです。

③次にこちらからGAppsをダウンロードします。

http://opengapps.org/

Lineage OS 14.1の場合は「ARM64」「7.1」「nano」で大丈夫です。

これを入れないとGoogle系アプリが使えません。

④fastbootからTWRPをインストール

まず、「adb reboot bootloader」でブートローダーに入ります。

その後「fastboot oem unlock」と打ちますが、多分ショップROMが入っているならunlockedでしょう。

そして「fastboot flash recovery <TWRPの名前>.img」と打てばTWRPが導入されます。

これが終われば「fastboot reboot」と打って一旦終了なのですが、EUIの仕様でOSを立ち上げるとせっかく焼いたTWRPが消えて元のリカバリになるようです。

そのため「fastboot reboot」と打ったらすぐ電源と音量の+キーを押してリカバリに入ってください。

⑤Lineage OSとGAppsのインストール

事前に本体ストレージに入れるかUSBメモリに入れてOTGで繋ぐかしてインストールしましょう。

wipeを忘れずに。

⑥最新のファームウェアを適用(オプション)

多少指紋認証の速度・精度が上がった気がします。

こちらから「MODEM_CN_26S_05.09_V.00033.zip 」をダウンロードしてTWRPから焼きます。

https://yadi.sk/d/woKdrlRrv8yhr/%D0%9A%D0%B8%D1%82%D0%B0%D0%B9

ざっくりとまとめると以上の手順です。

もしわからないこと等あればコメントに書いてもらえればできる限り答えたいと思います。

また、他サイト様でも事例は見れますので、そちらも参考にしてください(というか私自身が参考にさせていただいております)。

今回はLineage OSを導入しましたが、他にも様々なROMがある機種なので、ぜひ気に入ったものを入れて遊んでください。

4. 注意点


やはり何と言っても中華スマホなのでサポート等は基本的にないです。

一応GearBestのようなところでPayPalを使って買えば届かない・初期不良の際に多少なんとかしてもらえる確率は上がります。

また、イオシスで買えば1ヵ月保証は付くのでもう少し安心でしょうか。

それと先ほど導入手順を書いたROM焼きが実質必須なところで多少ハードルが高いと思われますが、カスタムROMが豊富で導入も比較的簡単なので、むしろ中華スマホの中では扱いやすいほうだと思います。

5. 総評


本機は自分のやりたいことと照らし合わせて一番コスパが高いと思い購入しましたが、まさしくその期待に応えてくれるいい端末でした。

iPhoneを買ってもAndroidのメイン機としてしばらく活躍してくれるはずです。

LeTVは会社自体がヤバくなってしまいましたが、これ以外にも良い端末があるので、機会があれば触ってみたいと思います。





1 件のコメント:

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