2018年9月15日土曜日

Xiaomi Mi8にeu ROMを焼くまでのまとめとつまずいた話

こんにちは。KENです。

今回はXiaomi Mi8に所謂eu版MIUIを導入する過程でつまずいたところと、どのように解決できたかを紹介していきたいと思います。


1. なぜeu版MIUIを焼こうと思ったか


まずeu版MIUIとは、xiaomi.euという英語圏の非公式フォーラムが中国版の公式MIUI ROMを基に、中国向けアプリを抜いてGoogle関連アプリをGApps nano相当システム領域にあらかじめ入れて安定動作するようにし、多言語対応したカスタムROMです。

先日公開したMi8の記事では「ショップによって入れられた公式Global Stable ROM」を使用していると書きました。

これは元々はショップのOTAできない怪しいROMが入っていたらeu版でも焼こうと思っていましたが、ちゃんとOTAできることも確認できたのでめんどくさいしいいやと思ったからです。

しかし、この後公式フォーラムに突如このような書き込みがされました。


これはつまり、中国向けのxiaomi端末ではグローバル版ROMが動かなくなる(逆も同じく)ということです。

これがどのように実装されるのか、いつからなのかは今のところ不明ですが、既にAnti RollBack Protectionを実装し始めていることから、これと同様の措置がとられるか、あるいはもっと厳しくハードウェアの情報を見て、既にグローバル版が焼かれていても一切アップデートもできないという状態になるということも考えられます。

このようなことが起こってしまうと結局非公式のカスタムROMを焼かざるを得ず、それならさっさとeu版に行くほうが良いかなと思い、今回挑戦してみました。

2. うまくいったやり方


今回少しばかりつまずいたところがあったのですが、まずはうまくいったやり方を書いておきたいと思います。

※この記事の通りに行っても、必ずしもうまくいくとは限りません。もちろん自己責任でお願いします。

①用意するもの

・ADBコマンドやFASTBOOTコマンドが使える環境
今回の本題ではないので割愛させていただきます。

・Mi Unlock(http://en.miui.com/unlock/download_en.html
ブートローダーのアンロックをするためのソフトです。
こちらは公式アプリですし使い方もここに書いてあるのとGUIに沿ってやっていけばいいだけなので、割愛させていただきます(私の端末はUnlock済みだったので使用しておりません)。

・Twrp-3.2.1-0611-xiaomi mi8(https://forum.xda-developers.com/mi-8/development/twrp-3-2-1-0611-xiaomi-mi8-t3804101
カスタムリカバリとして今一番使われているTWRPです。
実はバージョンが肝で、他のものだと起動しないという事態が発生しました。
そのため、こちらのものを使ってください。

・MIUI.eu stable(https://sourceforge.net/projects/xiaomi-eu-multilang-miui-roms/files/xiaomi.eu/MIUI-STABLE-RELEASES/MIUIv10/
カスタムROM本体です。
今回は「xiaomi.eu_multi_MI8_V10.0.4.0.OEACNFH_v10-8.1.zip」を使いましたが、DLする時期によって違うかもしれません。

②手順

Ⅰ Mi Unlockの指示に従ってブートローダーのアンロックをする

Ⅱ コマンドプロンプトで「fastboot flash recovery TWRP-3.2.1-0611-XIAOMI8.img」→「fastboot boot TWRP-3.2.1-0611-XIAOMI8.img」と入力し、TWRPのインストールと起動をする

Ⅲ フルワイプし、焼きたいROMをインストールする

Ⅳ 再起動

を行い、数分で立ち上がれば正常に焼けたということです。

10分以上かかる場合は何かがおかしいということになります。

(※9/21追記)

今回私はUSB-OTG機能を使ってROMをインストールしました。

TWRPは元がUSB-OTG対応の機種なら、経験上多くの場合OTGが使えるかと思います。

手順はどの機種もだいたい共通で、

①このようなケーブルにROMをそのまま入れたUSBメモリを繋ぎ、本体に挿した状態でTWRPを起動
②MountでUSB OTGにもチェックを入れる
③InstallでSelect StorageからUSB OTGを選択するとUSBメモリ内が表示される

です。


3. つまずいたところ


今回つまずいたポイントは、TWRPのバージョンです。

まず最初に焼いたのは、xiaomi.euにあったリンク先のTWRPです。

これはTWRPの標準UIからだいぶ改変されておりました。

別にそれだけなら良かったのですが、インストール後に再起動しても一向にpowered by android表示でぐるぐるしているところから抜け出しません。

30分ほど放置してだめだったのでFASTBOOTモードに入ろうと電源+音量下を長押ししたのですが、このような画面がでるだけでFASTBOOT表示にならず通常のブートをしようとしていました。


このとき「うわぁ…これ文鎮化しちゃったかな…EDLモードに入るために分解しなきゃいけないのか…」と思ったのですが、その前にやれることをやってみようと色々しました。
その中で、powered by android表示時に「adb reboot bootloader」を入れてみたところ、なぜか通り、電源OFF時に充電すると出る電池アイコン表示になりました。

そこでまずTWRPをXDAにあった最新のもの(https://forum.xda-developers.com/mi-8/development/recovery-twrp-3-2-3-0-mi-8-t3837745)に変えたいと思い上記のFASTBOOTコマンドを使ったところ、これまた何故か通り、TWRPが立ち上がりました。

その後またeu版Stableを焼いてブート失敗し、今度はROMを変えてみようとXDAにあったLineageOS公式Global版Bataも焼いてみたのですが、同じくブート失敗でFASTBOOTかTWRPに戻るという状態でした。

これが駄目なら残る原因はTWRPであろうということで、XDAにあったこちらの少し古いものを導入し、またeu版Stableを焼いたところ、ついに起動することに成功しました。

4. まとめ


今回は不確定要素というか、何故こうなったかがよくわからない部分が多いのですが、ひとまずうまくいって良かったです。

ただ、そもそも今回このようなことをやろうと思った動機として、Xiaomiの締め付けが強まってきたということがあります。

もちろん中国向けの機種を海外で使いたいだのROMを自由に焼きたいだのというのはメーカーとしては好ましい物ではないと思いますが、今後Xiaomi機全般としてどうなっていくのか注視していく必要があると思います。

(Mi Pad 4も早くUnlockしたいな…)





2018年9月13日木曜日

こっちも超コスパ!SDM660搭載のXiaomi Mi Pad 4(8インチ)レビュー

こんにちは。KENです。

前回はXiaomiのMi8について記事を書きましたが、今回もXiaomi製品です。

そう、今回取り上げるのはタイトルのとおりMi Pad 4の8インチモデルです。


こちらも旬の製品なので、早速見ていきましょう。

今回は少しトラブルもあったので、それはまた後ほど…。

1. なぜXiaomi Mi Pad 4を選んだのか


近年、8インチ台のタブレット市場は縮小傾向にあります。

AppleはiPad mini 4以降出てこないし、Android勢も中華系以外はそもそもタブレットから手を引いてしまっている現状…。

そんな中で日本でなじみ深いのは、やはりHUWAEIでしょう。

まあ何と言ってもdtabを製造しておりますし、周回遅れではありますが一応ハイエンド向けSoCを搭載したMediaPad M5シリーズも何とか出てきました。

ただ、このM5シリーズは結構いいお値段がする割にKirin 960というのは何だかなあ…という感じのものです。

もちろんそれなりに良い端末ではありますし、高解像度パネルや指紋認証搭載というのは惹かれます。

私はこれまでdtabを、d-01G(MediaPad M1ベース)、d-02H(M2ベース)、d-01J(M3ベース)を使ってきましたが、これらはドコモがばらまいてきたおかげで安く手に入りました。

しかしドコモの新機種であるd-02KはM5ベースにはならず、なんとd-01Jよりスペックダウンしてしまいました。

私の8インチタブレットの主な使用用途はKindleで漫画を読むこととたま~にブラウジングをすること程度なのですが、やはりそれなりのスペックはあった方が良いのです。

また、世の中はSnapDragon全盛なのにKirinだと、どうしても相性的なものが出るアプリもあります。

こうしたことを考えていた時に、ちょうどSDM660搭載のMi Pad 4が発表されました。

そして少し待っていたところ、ちょうどAliExpressのセールで1.7万円ほどで購入できたという次第です。


2. 外観


箱を開けると早速本体がお出迎え

この下にACアダプタや簡易説明書が入っている、よくあるパターンです。


ぱっと見では表も裏も特に変わったところはないというか、ただの黒い平板です。



しかしこのMi Pad 4はフチがだいぶ狭く作られており、持ってみると8インチのタブレットとしてはとてもコンパクトです。

少し古いですが、同じ8インチのdtab d-02H(HUAWEI MediaPad M2ベース)と比較するとこの通り白い部分一つ分は高さが低く、幅も若干狭くなっております。


また、唯一外観上の特徴としては液晶四隅が若干丸くなっている点も挙げられます。

ただiPhone XやMi8のような端末と比較すると非常に小さな円弧状で、あまり気にならないものです(わざわざこうする必要があったのかな…)。

3. スペック


  • 本体サイズ:200.2 x 120.3 x 7.9 mm
  • 本体重量:342g
  • ディスプレイ:8.0" IPS(1,920x1,200, 16:9, 283ppi)
  • リアカメラ:13MP(f/2.0)
  • フロントカメラ:5MP(f/2.0)
  • OS:MIUI 9.5(Android 8.1)
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 660(4x2.2 GHz Kryo 260 & 4x1.8 GHz Kryo 260, Adreno 512 GPU)
  • メモリ:3/4GB(LPDDR4X)
  • ストレージ:32/64GB(eMMC)
  • バッテリー:3,400mAh
  • その他:4/64モデルにはLTE版もあり

今回購入したのはWi-FiのみのRAM3GB/ROM32GBモデルです。

今回は以前のMi8と違い、未開封の状態で送られてきました。

そのため当然、日本語なし・Google Playなしの中国版ROMの状態です。

本来であればすぐに他のROMを焼きたいと思っていたのですが、後で説明する通りブートローダーのアンロックができませんでした。

そのため、中国版のMIUI V9.6.27.0(Android 8.1)の状態で以降のレビューをしていくことご了承ください。

本来であればここでAntutuを回すのが通例ですが、なぜかインストールできなかったので割愛させていただきます。

4. 読書用端末としての使い勝手


まずは最近SDカードに保存することができるようになった(HUAWEI端末でできた方法は前からあったけど…)Kindleの状況ですが、端末によってはこの設定項目が現れないなんて話もちらほら聞きますが本機ではばっちり出てきましたので安心です(ROMによって異なる可能性あり)。

おそらく端末によってというよりOSバージョンによるのではないかと思います。

動作はサクサク、HUAWEI機で以前あったDL時になぜかDLが進まなくなる、アプリが落ちるといったことは今のところ確認できておりません。

700冊ほど一気にDLして大丈夫だったのでおそらく大丈夫でしょう。

アプリ側のバグだったのかKirinとの相性だったのか、独自機能でSDカードにデータを書き込んでいたのが悪かったのか、その辺はわかりませんがスナドラ機で正規の方法でSDカードを使っているので安心感は段違いです。

また、最近はあまり使っていませんが、Reader(SONY)でのSDカードへのデータ保存も確認できました。

先ほど画面の四隅が微妙に丸まっていると紹介しましたが、多くのコミックスではそもそもそこまで表示領域になりません。

唯一そこに被るジャンプ系などでもこの程度なので、特に気にする必要はないでしょう。


5. ブートローダーアンロックができない!?


本機はXiaomiの公式手順に則ってブートローダーのアンロックができ、カスタムROM等を焼くことができるのも魅力の一つです。

というか日本語なし・Google Play無しの中華版では、一応日本語化・Google Play導入はできるものの正直あまり使い勝手はよくないのでさっさと他のROMに変えたいわけです。

現在ではXiaomi.euやMokeeといったROMが出回りつつあり、また本機はTreble対応のためGSIを導入することもできます。

ただ、Xiaomi機のブートローダーアンロックには落とし穴が一つあり、アンロック申請から非常に長い時間アンロックできないということがあります。

私はどうせショップがアンロックして何か適当なROMを入れて送ってくるだろうと思っていたので、そこまで心配しておりませんでした。

しかし、今回送られてきたのは未開封品でした。

そう、自分でアンロックしなければならないのです。

当然さっさと設定して申請するわけですが…


うわああああああ

恐れていた720時間待ちです。

要は一か月は何も手だしできないので、おとなしく中華版ROMと付き合わねばならないのです。

ということで何とかやっていますが、読書する目的だけなら意外と困る場面も少ないです。

ただ谷歌安装器で無理矢理入れているせいでGoogle関連の機能が正常に動かないものもあるのが痛いですね…。

6. 総評


ハードウェア的には満足ですが、やはりソフトウェア面は中国本土向けということもあり厳しめです。

ただ、本機の場合は普通はそういうところも楽しめる人しか買わないと思うので、まあいいでしょう。

この問題さえ解決できれば、非常にコスパの高いタブレットであると言えます。

本機は指紋認証がないのがマイナスポイントですが、最近再び流行っている顔認証はできます(インカメ画像のみで判定するタイプなのでセキュリティ的には良くないですが)。

Mi8ほどではないですがまあまあの速度で使えるので一応よしとしていますが、やはり指紋認証ぐらい欲しかったなあと。

10.1インチ版のPlusには付いているようですね(あの値段出すなら多くの場合iPadの安いやつのほうが幸せになれそうですが…)。


今回もPDA工房さんのアンチグレアフィルムを貼り付けました。


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2018年9月12日水曜日

これで4万円!?圧倒的コスパのXiaomi Mi8レビュー

こんにちは。KENです。

今回は今年のXiaomiのフラグシップ端末であるMi8を購入したので、使ってみて思ったことを書いていきたいと思います。


1. なぜXiaomi Mi8を選んだのか


以前からこのブログを読んでくださっている方は、私が今年に入ってAndroidメイン機を既に2回変えていることをご存知かと思います(Le Max 2→honor 8→V20 Pro)。

ただ、やはりもっとハイスペックで面白いものが欲しいというか、とにかく新しいものが欲しいよなぁと思ってしまうのがガジェオタというものなのでしょうか。

そんな中でXiaomi Mi8がやたら安くなっているという話を聞き、購入を決意しました。

当初は4.3万円ほどで注文したのですが在庫が無いのか中々発送されず、そうこうしているうちにAliExpressのセールが始まり4万円ほどで購入できる店があったので、元の注文はキャンセルしてそちらで購入し直したという次第です。

2度目の注文はすぐに発送され、AliExpress Standard Shippingでしたが注文からわずか9日で到着しました。


今回はこちらのセラーで購入しました。
https://ja.aliexpress.com/item/mi-mi-8-mi-8-6-RAM-64-ROM-6-21/32881736978.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.126a4c4dnxo6wc

2. 外観


まず箱はこのように黒地に大きく8と書いてあり質感もそこそこで、中身にも期待が高まります。

開封すると…というのをやりたかったんですが、あまりにも興奮してシールが貼ってある状態の写真を取り忘れていました。

本体はこのような感じ。


今回はブルーを購入しました。iPhone Xじゃないよってことで。

ちなみに左のケースはAliExpressで別途注文したものですが、Mi8本体に透明なTPUケースが付属しております。

電源をつけるとこのような感じ。やっぱり詳しくない人が見たらiPhone Xと思いそうです。


3. スペック


スペック一覧は以下の通りです。
  • 本体サイズ:154.9x74.8x7.6mm
  • 本体重量:175g
  • ディスプレイ:6.21" Super AMOLED(2,248x1,080, 18.7:9, 402ppi)
  • リアカメラ:12MP(1/2.55" sensor, 1.4µm pixel size, f/1.8, dual pixel PDAF, OIS)+12MP(1/3.4" sensor, f/2.4, autofocus; 2x zoom)
  • フロントカメラ:20MP(0.9µm pixel size, f/2.0)
  • OS:MIUI 9.5(Android 8.1)
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 845(4x2.8 GHz Kryo 385 Gold & 4x1.7 GHz Kryo 385 Silver, Adreno 630 GPU)
  • メモリ:6GB(LPDDR4X)
  • ストレージ:64/128/256GB(UFS)
  • バッテリー:3,400mAh, QuickCharge 4.0+
  • その他:dual GPS(L1 & L5)対応

今回購入したのは中国版のRAM6GB/ROM64GBモデルです。

なお、本来は中国版ROMが入っているはずですが、ショップの方でグローバル安定版に書き換えられておりました。


変なショップROMであれば即ROM焼きするところですが、ちゃんとOTAできたことから公式ROMと確認できたこと、現状いわゆるeu版(xiaomi.eu)ぐらいしか選択肢がないことから、そのままで運用しております。

そのため今回のレビューは全てMIUI Global Stable 9.6.7.0(Android 8.1.0)で実施しております。

それではまずは定番のAntutuから。


約27万点と非常に高いです。

次にAndroBenchでストレージ性能を見てみます。


シーケンシャルReadはさすがの速さですが、それ以外は普通というところでしょうか。

ここまで軽くベンチマークをしてみましたが、実際の操作感も現状最強クラスの性能とMIUIのチューニングのおかげか、非常にサクサクと動くという印象です。

ゲーム用マシンは諸事情によりiPhone 8 Plusで続投ですが、それ以外のブラウジングやTwitter等のSNSを使うにもやはり速いマシンが要るなぁと実感します。

4. 特徴


本機の特徴は現状最強クラスのパワーだけではありません。

まず、本機の発表会でも大々的にアピールしていたカメラ画質です。

これまで中華端末といえば、カメラはとにかく画素数があるだけか、あるいはプリクラのような顔の加工機能が売りになっていることが多かったと思います。

しかしこのMi8は画像処理がだいぶ良くなり、iPhoneやGalaxyなどと十分に戦えるぐらいの見栄えが実現されています。

また、カメラの構成も広角12MP + 望遠12MPとなっており、Mi8 SEやPOCO F1といった下位機種の広角12MP + 測距用5MPよりも利便性は高いです。

ただ、前面カメラは20MPとなっておりますが4 in 1画素加算を前提にしており、またAFもないという仕様です。

こればかりはサイズとのトレードオフなので仕方ないのでしょう。

前面カメラはまだまだMeituの独壇場ですね。

次に、前面カメラ付近に何個かカメラ以外のものがありますが、これは顔認証用の赤外線センサーです。


これによって他社の「iPhoneが顔認証になったからとりあえず旧来からあるカメラ画像だけで認識するのを付けました」程度のものより認識精度の向上や暗所での認識が可能になるなどの効果が見込まれます。

実際、カメラアプリでインカメにしたら真っ黒になるような暗いところでも一瞬で認証できました。

この本格的な顔認証の為にノッチが大きくなっているというのは理にかなっているというか、ユーザもこの大きさを受け入れやすいのではないでしょうか。

ただ、この顔認証は現時点では地域を日本にしていると使えません。

そのため私は香港にして使っておりますが、今のところ何か問題が出たりはしておりません。

また、この顔認証だけでなく背面の指紋認証も搭載しているのが本機の強みです。

iPhone Xだと、例えばマスクをしているときにロック解除のためにパスコードを入力する必要が出てしまいますが、本機では顔認証と指紋認証を同時に有効化できるので、非常に便利です。

この指紋認証も爆速なので、先ほどの地域設定を日本以外にするのが嫌だという時でも指紋認証だけでも特に困らないかと思います。

5. 総評


本機は現状最強クラスのスペックを手ごろに楽しめ、有機ELディスプレイやカメラ画質、顔認証、デザインといった付加価値も付いている、本当に素晴らしいスマホだと感じます。

確かに今ならSDM845搭載というだけなら、もっと安いPOCO F1なんてものもあります。

しかし、やはりXiaomiのフラグシップ端末と呼べるのはこちらなのではないでしょうか。

細かいスペックの差異の話だけでなく、今後の公式MIUIのサポートや有志によるカスタムROM開発なども、おそらくMi8の方が優先されるかと思います(過去のMiシリーズとRedmiシリーズ、Miシリーズの中でも下位機種の扱いから見ての推測ですが)。

そうした将来性も含めて、今現在の価格であればMi8がベストな選択肢であると思います。

ということで、大満足です。あと2年戦える(と言いつつ…というのはよくある話)。

保護フィルムはPDA工房さんのアンチグレアのものを貼り付けております。




NAS導入から早三年、HDDを交換した話…を書こうと思ったら1年経ってしまいました。その間にHDDが故障→交換などあったので、つらつらと

こんにちは。KENです。 以前、 QNAP TS-228Aを使った写真と音楽、Macのバックアップ管理 3カ月使ってみて ということでNASを導入しました。 ここから早三年、容量8TBでは厳しくなってきたこと、まだエラーは出ていないものの三年以上常時稼働させているので故障が心配...