今回は今年のXiaomiのフラグシップ端末であるMi8を購入したので、使ってみて思ったことを書いていきたいと思います。
1. なぜXiaomi Mi8を選んだのか
以前からこのブログを読んでくださっている方は、私が今年に入ってAndroidメイン機を既に2回変えていることをご存知かと思います(Le Max 2→honor 8→V20 Pro)。
ただ、やはりもっとハイスペックで面白いものが欲しいというか、とにかく新しいものが欲しいよなぁと思ってしまうのがガジェオタというものなのでしょうか。
そんな中でXiaomi Mi8がやたら安くなっているという話を聞き、購入を決意しました。
当初は4.3万円ほどで注文したのですが在庫が無いのか中々発送されず、そうこうしているうちにAliExpressのセールが始まり4万円ほどで購入できる店があったので、元の注文はキャンセルしてそちらで購入し直したという次第です。
2度目の注文はすぐに発送され、AliExpress Standard Shippingでしたが注文からわずか9日で到着しました。
今回はこちらのセラーで購入しました。
https://ja.aliexpress.com/item/mi-mi-8-mi-8-6-RAM-64-ROM-6-21/32881736978.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.126a4c4dnxo6wc
2. 外観
まず箱はこのように黒地に大きく8と書いてあり質感もそこそこで、中身にも期待が高まります。
開封すると…というのをやりたかったんですが、あまりにも興奮してシールが貼ってある状態の写真を取り忘れていました。
本体はこのような感じ。
今回はブルーを購入しました。iPhone Xじゃないよってことで。
ちなみに左のケースはAliExpressで別途注文したものですが、Mi8本体に透明なTPUケースが付属しております。
電源をつけるとこのような感じ。やっぱり詳しくない人が見たらiPhone Xと思いそうです。
3. スペック
スペック一覧は以下の通りです。
- 本体サイズ:154.9x74.8x7.6mm
- 本体重量:175g
- ディスプレイ:6.21" Super AMOLED(2,248x1,080, 18.7:9, 402ppi)
- リアカメラ:12MP(1/2.55" sensor, 1.4µm pixel size, f/1.8, dual pixel PDAF, OIS)+12MP(1/3.4" sensor, f/2.4, autofocus; 2x zoom)
- フロントカメラ:20MP(0.9µm pixel size, f/2.0)
- OS:MIUI 9.5(Android 8.1)
- SoC:Qualcomm Snapdragon 845(4x2.8 GHz Kryo 385 Gold & 4x1.7 GHz Kryo 385 Silver, Adreno 630 GPU)
- メモリ:6GB(LPDDR4X)
- ストレージ:64/128/256GB(UFS)
- バッテリー:3,400mAh, QuickCharge 4.0+
- その他:dual GPS(L1 & L5)対応
今回購入したのは中国版のRAM6GB/ROM64GBモデルです。
なお、本来は中国版ROMが入っているはずですが、ショップの方でグローバル安定版に書き換えられておりました。
変なショップROMであれば即ROM焼きするところですが、ちゃんとOTAできたことから公式ROMと確認できたこと、現状いわゆるeu版(xiaomi.eu)ぐらいしか選択肢がないことから、そのままで運用しております。
そのため今回のレビューは全てMIUI Global Stable 9.6.7.0(Android 8.1.0)で実施しております。
それではまずは定番のAntutuから。
約27万点と非常に高いです。
次にAndroBenchでストレージ性能を見てみます。
シーケンシャルReadはさすがの速さですが、それ以外は普通というところでしょうか。
ここまで軽くベンチマークをしてみましたが、実際の操作感も現状最強クラスの性能とMIUIのチューニングのおかげか、非常にサクサクと動くという印象です。
ゲーム用マシンは諸事情によりiPhone 8 Plusで続投ですが、それ以外のブラウジングやTwitter等のSNSを使うにもやはり速いマシンが要るなぁと実感します。
4. 特徴
本機の特徴は現状最強クラスのパワーだけではありません。
まず、本機の発表会でも大々的にアピールしていたカメラ画質です。
これまで中華端末といえば、カメラはとにかく画素数があるだけか、あるいはプリクラのような顔の加工機能が売りになっていることが多かったと思います。
しかしこのMi8は画像処理がだいぶ良くなり、iPhoneやGalaxyなどと十分に戦えるぐらいの見栄えが実現されています。
また、カメラの構成も広角12MP + 望遠12MPとなっており、Mi8 SEやPOCO F1といった下位機種の広角12MP + 測距用5MPよりも利便性は高いです。
ただ、前面カメラは20MPとなっておりますが4 in 1画素加算を前提にしており、またAFもないという仕様です。
こればかりはサイズとのトレードオフなので仕方ないのでしょう。
前面カメラはまだまだMeituの独壇場ですね。
次に、前面カメラ付近に何個かカメラ以外のものがありますが、これは顔認証用の赤外線センサーです。
これによって他社の「iPhoneが顔認証になったからとりあえず旧来からあるカメラ画像だけで認識するのを付けました」程度のものより認識精度の向上や暗所での認識が可能になるなどの効果が見込まれます。
実際、カメラアプリでインカメにしたら真っ黒になるような暗いところでも一瞬で認証できました。
この本格的な顔認証の為にノッチが大きくなっているというのは理にかなっているというか、ユーザもこの大きさを受け入れやすいのではないでしょうか。
ただ、この顔認証は現時点では地域を日本にしていると使えません。
そのため私は香港にして使っておりますが、今のところ何か問題が出たりはしておりません。
また、この顔認証だけでなく背面の指紋認証も搭載しているのが本機の強みです。
iPhone Xだと、例えばマスクをしているときにロック解除のためにパスコードを入力する必要が出てしまいますが、本機では顔認証と指紋認証を同時に有効化できるので、非常に便利です。
この指紋認証も爆速なので、先ほどの地域設定を日本以外にするのが嫌だという時でも指紋認証だけでも特に困らないかと思います。
5. 総評
本機は現状最強クラスのスペックを手ごろに楽しめ、有機ELディスプレイやカメラ画質、顔認証、デザインといった付加価値も付いている、本当に素晴らしいスマホだと感じます。
確かに今ならSDM845搭載というだけなら、もっと安いPOCO F1なんてものもあります。
しかし、やはりXiaomiのフラグシップ端末と呼べるのはこちらなのではないでしょうか。
細かいスペックの差異の話だけでなく、今後の公式MIUIのサポートや有志によるカスタムROM開発なども、おそらくMi8の方が優先されるかと思います(過去のMiシリーズとRedmiシリーズ、Miシリーズの中でも下位機種の扱いから見ての推測ですが)。
そうした将来性も含めて、今現在の価格であればMi8がベストな選択肢であると思います。
ということで、大満足です。あと2年戦える(と言いつつ…というのはよくある話)。
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