前回はXiaomiのMi8について記事を書きましたが、今回もXiaomi製品です。
そう、今回取り上げるのはタイトルのとおりMi Pad 4の8インチモデルです。
こちらも旬の製品なので、早速見ていきましょう。
今回は少しトラブルもあったので、それはまた後ほど…。
1. なぜXiaomi Mi Pad 4を選んだのか
近年、8インチ台のタブレット市場は縮小傾向にあります。
AppleはiPad mini 4以降出てこないし、Android勢も中華系以外はそもそもタブレットから手を引いてしまっている現状…。
そんな中で日本でなじみ深いのは、やはりHUWAEIでしょう。
まあ何と言ってもdtabを製造しておりますし、周回遅れではありますが一応ハイエンド向けSoCを搭載したMediaPad M5シリーズも何とか出てきました。
ただ、このM5シリーズは結構いいお値段がする割にKirin 960というのは何だかなあ…という感じのものです。
もちろんそれなりに良い端末ではありますし、高解像度パネルや指紋認証搭載というのは惹かれます。
私はこれまでdtabを、d-01G(MediaPad M1ベース)、d-02H(M2ベース)、d-01J(M3ベース)を使ってきましたが、これらはドコモがばらまいてきたおかげで安く手に入りました。
しかしドコモの新機種であるd-02KはM5ベースにはならず、なんとd-01Jよりスペックダウンしてしまいました。
私の8インチタブレットの主な使用用途はKindleで漫画を読むこととたま~にブラウジングをすること程度なのですが、やはりそれなりのスペックはあった方が良いのです。
また、世の中はSnapDragon全盛なのにKirinだと、どうしても相性的なものが出るアプリもあります。
こうしたことを考えていた時に、ちょうどSDM660搭載のMi Pad 4が発表されました。
そして少し待っていたところ、ちょうどAliExpressのセールで1.7万円ほどで購入できたという次第です。
2. 外観
箱を開けると早速本体がお出迎え
この下にACアダプタや簡易説明書が入っている、よくあるパターンです。
ぱっと見では表も裏も特に変わったところはないというか、ただの黒い平板です。
しかしこのMi Pad 4はフチがだいぶ狭く作られており、持ってみると8インチのタブレットとしてはとてもコンパクトです。
少し古いですが、同じ8インチのdtab d-02H(HUAWEI MediaPad M2ベース)と比較するとこの通り白い部分一つ分は高さが低く、幅も若干狭くなっております。
また、唯一外観上の特徴としては液晶四隅が若干丸くなっている点も挙げられます。
ただiPhone XやMi8のような端末と比較すると非常に小さな円弧状で、あまり気にならないものです(わざわざこうする必要があったのかな…)。
3. スペック
- 本体サイズ:200.2 x 120.3 x 7.9 mm
- 本体重量:342g
- ディスプレイ:8.0" IPS(1,920x1,200, 16:9, 283ppi)
- リアカメラ:13MP(f/2.0)
- フロントカメラ:5MP(f/2.0)
- OS:MIUI 9.5(Android 8.1)
- SoC:Qualcomm Snapdragon 660(4x2.2 GHz Kryo 260 & 4x1.8 GHz Kryo 260, Adreno 512 GPU)
- メモリ:3/4GB(LPDDR4X)
- ストレージ:32/64GB(eMMC)
- バッテリー:3,400mAh
- その他:4/64モデルにはLTE版もあり
今回購入したのはWi-FiのみのRAM3GB/ROM32GBモデルです。
今回は以前のMi8と違い、未開封の状態で送られてきました。
そのため当然、日本語なし・Google Playなしの中国版ROMの状態です。
本来であればすぐに他のROMを焼きたいと思っていたのですが、後で説明する通りブートローダーのアンロックができませんでした。
そのため、中国版のMIUI V9.6.27.0(Android 8.1)の状態で以降のレビューをしていくことご了承ください。
本来であればここでAntutuを回すのが通例ですが、なぜかインストールできなかったので割愛させていただきます。
4. 読書用端末としての使い勝手
まずは最近SDカードに保存することができるようになった(HUAWEI端末でできた方法は前からあったけど…)Kindleの状況ですが、端末によってはこの設定項目が現れないなんて話もちらほら聞きますが本機ではばっちり出てきましたので安心です(ROMによって異なる可能性あり)。
おそらく端末によってというよりOSバージョンによるのではないかと思います。
動作はサクサク、HUAWEI機で以前あったDL時になぜかDLが進まなくなる、アプリが落ちるといったことは今のところ確認できておりません。
700冊ほど一気にDLして大丈夫だったのでおそらく大丈夫でしょう。
アプリ側のバグだったのかKirinとの相性だったのか、独自機能でSDカードにデータを書き込んでいたのが悪かったのか、その辺はわかりませんがスナドラ機で正規の方法でSDカードを使っているので安心感は段違いです。
また、最近はあまり使っていませんが、Reader(SONY)でのSDカードへのデータ保存も確認できました。
先ほど画面の四隅が微妙に丸まっていると紹介しましたが、多くのコミックスではそもそもそこまで表示領域になりません。
唯一そこに被るジャンプ系などでもこの程度なので、特に気にする必要はないでしょう。
5. ブートローダーアンロックができない!?
本機はXiaomiの公式手順に則ってブートローダーのアンロックができ、カスタムROM等を焼くことができるのも魅力の一つです。
というか日本語なし・Google Play無しの中華版では、一応日本語化・Google Play導入はできるものの正直あまり使い勝手はよくないのでさっさと他のROMに変えたいわけです。
現在ではXiaomi.euやMokeeといったROMが出回りつつあり、また本機はTreble対応のためGSIを導入することもできます。
ただ、Xiaomi機のブートローダーアンロックには落とし穴が一つあり、アンロック申請から非常に長い時間アンロックできないということがあります。
私はどうせショップがアンロックして何か適当なROMを入れて送ってくるだろうと思っていたので、そこまで心配しておりませんでした。
しかし、今回送られてきたのは未開封品でした。
そう、自分でアンロックしなければならないのです。
当然さっさと設定して申請するわけですが…
うわああああああ
恐れていた720時間待ちです。
要は一か月は何も手だしできないので、おとなしく中華版ROMと付き合わねばならないのです。
ということで何とかやっていますが、読書する目的だけなら意外と困る場面も少ないです。
ただ谷歌安装器で無理矢理入れているせいでGoogle関連の機能が正常に動かないものもあるのが痛いですね…。
6. 総評
ハードウェア的には満足ですが、やはりソフトウェア面は中国本土向けということもあり厳しめです。
ただ、本機の場合は普通はそういうところも楽しめる人しか買わないと思うので、まあいいでしょう。
この問題さえ解決できれば、非常にコスパの高いタブレットであると言えます。
本機は指紋認証がないのがマイナスポイントですが、最近再び流行っている顔認証はできます(インカメ画像のみで判定するタイプなのでセキュリティ的には良くないですが)。
Mi8ほどではないですがまあまあの速度で使えるので一応よしとしていますが、やはり指紋認証ぐらい欲しかったなあと。
10.1インチ版のPlusには付いているようですね(あの値段出すなら多くの場合iPadの安いやつのほうが幸せになれそうですが…)。
今回もPDA工房さんのアンチグレアフィルムを貼り付けました。
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