こんにちは、KENです。
今回は若干小ネタですが、メインPCのSSDを交換したら部品実装がすごかったのでご紹介させていただきます。
今回購入したのは「Transcend PCIe SSD 220S 2TB TS2TMTE220S」です。
購入時の価格は約2万7000円でした。
トランセンドジャパン (2020-07-22T00:00:01Z)
¥34,800
1. 以前のSSDと今回購入したSSD
以前のSSDはこちらの記事で紹介した「TS1TMTE220S」です。
トランセンドジャパン (2019-06-28T00:00:01Z)
¥17,836
…
…
そうです、今回交換するものとは容量が違うだけの兄弟分です。
ただ、以前購入した1TBモデルは2019年1月の発売だったのですが、今回購入した2TBモデルは2020年5月発売ですので、現在のPCを組んだ段階では発売されていなかったものになります。
2. 何がすごいの?
このSSDはPCIe Gen3の最高速度に近かったりTBWがコンシューマー向けの中では多い方だったりしますが、特別すごい性能でも最安値というわけでもありません。
ただ、今回驚いたのは、タイトルの通り今まで見た中で基板上の部品が一番高密度に実装されていることです。
・NANDチップが両面に4枚ずつの計8枚
・大型コントローラー
・DRAMチップが裏面に2枚
こんなにギチギチになっているNVMe SSDは見たことがありません。
このような大型のコントローラーとDRAMが実装されているものは、大抵NANDは両面実装ですが表裏2枚ずつの計4枚が多いです。
ADATA (2019-09-23T00:00:01Z)
¥38,000 (中古品)
現在最速級のSamsung 980 Pro等、2TBでも片面2枚で実現しているものもあります。
日本サムスン (2021-01-29T00:00:01Z)
¥48,465
これだけ沢山乗っているのはNANDの世代が古いからかと思ったら、そういうわけでもなさそうです。
こちらの方が既に検証しているように、NANDは東芝Sandisk系のBiCS4、つまり96層の比較的新しい世代のものです。
そして現状最大級の512Gbitの石が各チップに4枚、合計32枚で2TBの容量を実現しているということで、何故こんなにNANDチップが多いのかというのは各チップに入っている石の枚数が少ないからと結論づけることができます。
それでは、何故実装部品を増やしたのでしょうか。
これはあくまで私見ですが、他の容量とNANDチップを共通化するためだと考えられます。
1枚256GBのNANDチップを用意しておけば、このSSD 220Sシリーズの256GB~2TBの製品をチップ枚数だけで容易にラインナップできます。
ちなみにコントローラーの8チャネルというのは見かけのNANDチップの枚数ではないですので、これとは関係ないです。
これによって高品質な部品を使いながらもコスパに優れた製品となっているので、流石です。
ただ、競合に押されてあまり存在感がないのが残念です。
特にこの220Sシリーズは完成度が高いだけに、もっと注目されてもいいのになと思います。
競合はいつの間にかQLCになっていた…なんて話もありますし、NANDメーカーのハイエンドモデルはもちろん良いですが、普及価格帯の製品で堅実なのはTranscendだなと思います。
…とまあこのSSDを購入して記事を書き始めたのは4月なんですが、その後ストレージを使ったマイニングだか半導体不足だかでSSDが高騰してしまい、購入時より8000円ほど高くなっています。
まあそれでも必要だったら買わざるを得ないのがストレージなので、仕方ないですね。
今回は小ネタなのでこのへんで。
それでは、また次の記事で。
0 件のコメント:
コメントを投稿