2019年3月24日日曜日

Ankerの新型!小さいけどPD対応のデキるヤツ!PowerCore 10000 PDレビュー

こんにちは。KENです。

今回はAnkerより新たに発売されたばかりの「PowerCore 10000 PD」を早速購入したので、レビューしていきたいと思います。



1. 何故買ったか


最近のスマホは電池持ちも一日使うには十分になり、以前ほどモバイルバッテリーを使うこともなくなりました。

そうは言ってもいざという時のために、やはり1つは持っておきたいものでもあります。

そこで以前レビューしたAnker PowerCore II 10000を使用していたのですが、一つだけ不満点がありました。

それはこのレビュー記事にも書いた通り、充電用の端子がmicro USBという点です。

これは今や殆どの端末がType-CとなったのにQC充電器にmicro USBケーブルを用意しておかなければならないということで、そこをなんとかしたいなと思っておりました。

また、AndroidのスマホもMacもSwitchも、更にiPhoneやiPadまでPD(Power Delivery)に対応しているのでQCよりPDの充電ができた方が断然良いという状況になってきました。

そんな中でやはり安心と信頼のAnker製品でコンパクトなものは出ないものかとずっと思っていたところに、本製品が発表されました。

2. 商品概観


本製品のスペックは以下の通りです。

  • 製品重量:約192g
  • サイズ:約114 x 52 x 25 mm
  • PD入力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A
  • PD出力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A
  • PowerIQ 出力:5V=2A
  • 同梱物:USB-C & USB-Cケーブル, トラベルポーチ, 取扱説明書, 18ヶ月保証, カスタマーサポート

それでは早速届いたものを見ていきましょう。


箱は以前のものの時に変わったデザインとほぼ同じです。

この辺はAnker製品でおなじみのものですね。


そして開封すると…こんな感じ。


第一印象としては、思ってたよりはでかいかなというところです。

商品の写真からは非常にスリムに見えますが、体積的には以前のものとさほど変わらないでしょう。



※右が以前のPowerCore II 10000、右が今回購入のPowerCore 10000 PD

おそらくですが、従来は1万mAhにするために18650の3350mAhセルを3本だったのに対し、本製品は21700の5000mAhセルが2本になっています。

ポケットへの収まりなんかは場合によりけりですね。

Mi 9でAmpereというアプリで簡易的に見た限りでは、QCと同等の充電(おそらく18W)ができておりました。

Macもこの通り18W充電器として認識しております。


3. 総評


コンパクトでPD対応の充電器は今までほとんどありませんでしたが、ようやくAnkerからちょうどいいものが出てきたのでよかったです。

2点だけ気になるのは、本製品の価格と、サード製Type-C to lightningケーブルが全然手に入らない点です。

通常価格が4599円に設定されており、正直この容量帯にしてはかなり高いです。

PowerCore II 10000(3699円)ぐらいなら手放しで人に勧められるものだったのですが…。


また、本製品が出たからか13400mAhのモデルに2500円クーポンが発行されており、これを適応するとなんと4480円と本製品より安くなっております。

こちらは22.5WのPD入出力を備えており、サイズを許容できるならこちらの方がいいかもしれません…。


また、Ankerと同じくよく高品質と絶賛されているcheero製のものは更に安くなっておりますが、最近規格違反のものを売っていたりするという話も聞きますし、これもType-Aポートの仕様がよくわからない怪しげなものとなっていますので、未だにPSEマークのついていないものを販売している三流中華メーカーよりはマシ程度でしょうか…。


こうして改めて見るとまだまだ1万mAh程度の(まともな)PD対応品のバリエーションは少ないですね。

もう一つもコスト要因で、最近になってようやくAnkerやAUKEYのMFi認証された安価なType-Cケーブルが発売されたものの、なぜかほとんど買えない状態が続いています。



Apple純正ケーブルは値段も高いし耐久性も微妙だし…というのが困ったものです。

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※間違ってもこういう粗悪品は買わないようにしましょう(MFi詐欺らしいです)。

これらを納得、またはいつの日か改善されれば、まさしく鉄板と言えるモバイルバッテリーになるでしょう。

すごく小さいことで話題になったPowerPort Atom PD 1と併せて使うのもよさそうですね(かなりの出費になりますが…)。


2019年3月17日日曜日

更に洗練されたXiaomi Mi 9を速攻レビュー ①到着編

こんにちは。KENです。

今回は先日発売されたばかりのXiaomi Mi 9を購入したので、速攻でレビューしていきたいと思います。


1. スペックのおさらい


今回購入したXiaomi Mi 9はこのようなスペックです。

  • OS:MIUI10(Android 9.0)
  • RAM:6GB(8GB/12GBモデルもあり)
  • ストレージ:64GB(128GB/256GBモデルもあり)
  • プロセッサ Snapdragon 855
  • ディスプレイ:6.39インチ 2340×1080 AMOLED
  • サイズ:157.5 x 74.67 x 7.61mm
  • 重さ:173g
  • リアカメラ:48MP(メイン) + 12MP(2倍望遠) + 16MP(超広角)
  • フロントカメラ:20MP
  • バッテリー:3300mAh(27W有線/20W無線充電対応)
  • 4G:FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/20/28 TDD:B38/B39/B40
  • 3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8 TDSCDMA:B34/B39 CDMA EVDO BC0
  • 2G:GSM:B2/B3/B5/B8 CDMA 1X:BC0


現時点ではトップクラスの性能を誇っています。

2. 購入~到着まで


普通このような中華スマホといえばAliExpressやGearbestといった中華系の通販で購入することが多いですが、今回はイタリアのAmazonで購入しました。

なぜなら中華系の通販はまだ発売初期の転売価格ということでかなり高かったり、在庫表示があてにならない状態だからです。

また、以前「XiaomiがChina Versionの本体にGlobal VersionのROMを焼けなくする」みたいな話を見たので、今後のことを考えると手間もかからないGlobal版の本体が欲しいなと思っておりました。

Mi 8も快適に使えているし暫く待ってもいいかなとも思っていたのですが、イタリアのAmazonが意外と安く早く届くとの情報を見かけ、今回購入した次第です。

購入ページはこちら(Amazon.it)

このページでは「日本には発送できない」と書かれていたりEUR 449,90(約56800円)とやたら高い価格が出ていますが、問題なく発送されますし、この値段は現地のVAT(付加価値税)込みなので日本に発送される場合の本体価格はEUR 368,77(約46600円)となります。

注文は日本のAmazonとほぼ同じやり方でできますので、必要に応じてGoogle翻訳を使いながら難なくできるかと思います。

三点ほど注意すべき点は配送方法と円建てかユーロ建てか選ぶところぐらいでしょうか。

まず配送方法は「AmazonGlobal Prioritaria(通常便)」と「Amazon Global Rapida(速達便)」があります。

これは確実に早く欲しいという場合なら速達便にすべきなのですが、今回通常便で頼んだところ、なんと同日に速達便で頼んだ人と同じ経路で同じ日に届いてしまいました。

結果的に得できましたが…どうなんでしょうね。

次に円建てとユーロ建てのどちらで決済するか選べるのですが、これについては多くのカードではユーロ建ての方が少し得らしいです(今回は円建てでやってしまいました)。

最後に「Deposito dei costi di importazione」とは何ぞやということですが、これは日本でかかる輸入消費税分のデポジットです。

とりあえず8%でかかっておりますが、使われなかった分は還付される…らしいです。

そして注文するとこのような金額になります。


配送はUPSで行われました。

日本語でわかりやすく配送状況を確認したい場合はこちら(公式サイト)にトラッキング番号を入力するとわかります。


注文の翌々日に発送、注文から6日で到着と、かなり早かったです。

ちなみに保護フィルムはこちらを購入しました。


非光沢のを買うつもりが間違えて…まあこれはこれでいいので暫く使っていきます。

非光沢はこちらです。


3. 開封


一応Amazonなので中華通販のビニール袋よりは幾分マシな段ボール箱で届きます。

とは言っても箱に若干の凹みがあったりするのは仕方のないことです。


ということで早速開封していきましょう


さくっと開けるとこんな感じ。

付属品はUSB Type-A to Type-Cケーブル、QC3(18W)対応充電器、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプター、SIMピン、ソフトカバー(半透明黒)です。

本機は有線で27W、無線(Qi)で20Wの超高速充電に対応していますがこれらは付属しておりません。

QC3で27Wの充電器は日本国内でなかなか出回っておりませんが、まさかのドコモから出ていたACアダプタ06が対応しておりました。

ただ、現行製品(ACアダプタ07)はPDになったので、これでも超高速充電できるのかはまだ検証できていないためわかりません。

また、QCの27W入力でQiの20Wワイヤレス充電を実現する充電パッドをAliExpressで注文したのですがまだ届いていないため、こちらについての検証も含めて続報をお待ちください。

4. ファーストインプレッション


まず持った瞬間に軽さと薄さを実感しました。

iPhone 8 Plusでは比較にならないのはもちろん、Mi 8と比べても更に持ちやすく仕上がっております。

また、画面内指紋センサー(光学式)を採用したことで未来感を感じられるだけでなく指の移動量減少といった使い勝手の面でもメリットがあります。



ただやはりまだ精度はMi 8の背面センサーに比べると劣るという印象です。

ベンチマークは取り急ぎ定番のAnTuTuを回してみました。


当然といえばそうですが、やはり圧巻ですね。

また、ベンチマーク中の発熱もほとんど感じられませんでした。

ただ、通常使用においてはもはやMi 8と体感できる違いはほぼないです…。

5. まとめ


まだ届いたばかりですが、満足しています。

以前のMi 8では少し妥協を感じたQiもしっかり対応したことで求めているものに完璧に応えてくれるスマホに仕上がってくれました。

年内のAndroidメイン機の座はMi 9でほぼ確定ですね。

カメラや充電周り、ゲーム性能などはまたしばらくしたら第二弾として公開予定ですのでご期待ください。

2019年3月5日火曜日

G Masterのすゝめ【第五回】望遠ならこれ!FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GMレビュー 前編

こんにちは。KENです。

今回紹介するのはこちら!


「SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS SEL100400GM」です!!

昨年末に購入してからそこそこ撮ったので、しっかりとレビューしていきたいと思います。



1. 外観


まず、箱はこちら。


G Master共通の黒メインの箱です。

ちなみに1.4倍と2倍のテレコンも購入したのですが、こちらは特段ブランドが付いているものではないので通常のオレンジ一色の箱です。



そして開封すると、こちらもまたG Masterではお馴染みのちょっとよさげなケースに入っています。


それでは早速α7Ⅲに付けてみましょう。

わかってはいたことですが、かなり大きいです。

もちろん400mmF2.8とかに比べたら格段に小さいですし手持ちもギリギリできる大きさ重さですが…。

特に400mmまで伸ばした時の長さはかなりのものです。

以前まで望遠側が欲しい時に使っていたRX10M4と比べるとこれだけ大きさが違います。


それでもこのレンズを購入したのは、やはりRX10M4の1インチセンサーとレンズでは撮れないものがあると感じたためです。

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2. 作例


作例については私のTwitterアカウントに投稿したものより何点か紹介したいと思います。




実はこのレビューを書いてすぐぐらいにα9を購入したんですよね‥。

それで書き直そうかとも思ったのですが、今回は一旦ここまでにして、テレコン使用時含めた画質やα9でのAF追従性などについて次回お届けしますのでご期待ください。

NAS導入から早三年、HDDを交換した話…を書こうと思ったら1年経ってしまいました。その間にHDDが故障→交換などあったので、つらつらと

こんにちは。KENです。 以前、 QNAP TS-228Aを使った写真と音楽、Macのバックアップ管理 3カ月使ってみて ということでNASを導入しました。 ここから早三年、容量8TBでは厳しくなってきたこと、まだエラーは出ていないものの三年以上常時稼働させているので故障が心配...